カジュアル衣料/8月既存店ユニクロ25.3%増、ライトオン16.7%減
2024年09月25日 16:10 / 月次
カジュアル衣料5社の8月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ25.3%増、しまむら5.5%増、アダストリア5.7%増、ハニーズ17.0%増、ライトオン11.0%減となった。8月は気温が高く推移したため、引き続き夏物の売れ行きが良かった。
<8月実績>
社名 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
ユニクロ | 25.3%増 | 26.9%増 |
しまむら | 5.5%増 | 5.6%増 |
アダストリア | 5.7%増 | 8.7%増 |
ハニーズ | 17.0%増 | 17.8%増 |
ライトオン | 11.0%減 | 16.7%減 |
■国内ユニクロ事業(2023年8月期:売上高8904億円)
既存店(713店)+Eコマースの売上高は25.3%増、客数18.4%増、客単価5.8%増
直営店(787店)+Eコマースの売上高は26.9%増、客数19.9%増、客単価5.9%増
出退店は、出店0店、退店1店だった。
気温が高く推移し、夏物商品の販売が好調だったことに加え、ニュース性のある新商品の販売が好調で、既存店売上高は大幅な増収となった。
■しまむら事業(2024年2月期:売上高6350億円)
既存店売上は5.5%増
全店売上5.6%増、客数2.3%増、客単価3.3%増
出店0、退店1で、月末店舗数1416店
アウター衣料や服飾雑貨、肌着などの実用商品が売上を伸ばし、昨年売上を上回った。婦人アウター衣料では、Tシャツやブラウスなどの売れ筋商品の追加仕入が奏功した。また、行楽需要によりサンダルや帽子、アームカバーが好調だった。高気温により、夏物の婦人・紳士インナーやインテリア・寝具用品の売れ行きも堅調だった。
■アダストリア(2024年2月期:売上高2755億円)
既存店売上高5.7%増、客数2.9%増、客単価2.8%増
全店売上高8.7%増、客数6.8%増、客単価1.8%増
出店2、退店7、月末店舗数1282店
気温の高い日が続き、夏休みの外出需要も多く引き続き夏物商品の販売が好調となった。また、月後半には、徐々に秋物商品の比率が上がった。昨年に比べて休日が1日多かったことで、既存店前年比に1.5ポイントのプラス影響があったと試算している。
■ハニーズ(2024年5月期:売上高565億円)
既存店売上高17.0%増、客数1.5%増、客単価15.3%増
全店売上高17.8%増、客数2.2%増、客単価15.2%増
出店1、退店1、月末店舗数873店
全国的に気温の高い日が続き、機能性素材を使用したアイテムを中心に夏物が好調に推移したことで、既存店売上は前年を超えた。商品としては、カットソー、ブラウス、パンツが売れ筋となった。
■ライトオン(2023年8月期:売上高469億円)
既存店売上高11.0%減、客数20.6%減、客単価12.1%増
全店売上高16.7%減、客数25.2%減、客単価11.4%増
出店0、退店13、月末店舗数340店
お盆商戦期間は客数増により夏物セール販売が堅調に推移したものの、全社、既存店ともに前年割れとなった。メンズではナショナルブランドのジーンズが好調だったほか、ウィメンズでは接触冷感素材のイージーパンツが堅調だった。
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