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スタバ/千葉県東金市・道の駅にドライブスルー型店舗、地域と環境負荷低減

2022年05月31日 14:40 / 店舗

スターバックス コーヒー ジャパンは6月1日、千葉県東金市に国産材を使用した木造のドライブスルー型店舗「スターバックス コーヒー 道の駅みのりの郷東金店」をオープンする。

<店内イメージ>

同店はスターバックスが全世界で展開する環境配慮型店舗の国際認証「Greener Stores Framework」を取得したグリーナーストアの国内2号店。店内利用時はマグカップ、または樹脂製のグラスでドリンクを提供し、使い捨て資材の削減を進める。

これに加え、東金市、三友プラントサービス(神奈川県相模原市)と締結した「包括連携協定」に基づき、コーヒー抽出後の豆かすの地域内リサイクルループや食品廃棄物のたい肥化、自然エネルギーの災害時連携など、3者で店舗や道の駅を拠点に循環型社会の形成を目指し、地域コミュニティへ貢献する。

<コーヒー豆かすを飼料化、地域に根差したリサイクルループに>

スターバックスでは、店舗から出る食品廃棄物の約70%を占める豆かすをリサイクルしており、関東や関西の約200店舗で回収して飼料にし、それによって育てられた乳牛のミルクを店舗で使うリサイクルループの仕組みを取り入れている。今後、同店から出た豆かすを近隣の工場で飼料化し、市内の牧場で活用後、道の駅で乳製品を販売する仕組みを3者協業で構築し、地域内の資源循環を目指す。

このほか、店舗から出る食品廃棄物の一部は、道の駅内に設置されたコンポストを用いて、たい肥化し、道の駅で活用するなど食品廃棄物の資源循環も進行。これらを通して、「千葉県立農業大学校」などと共に地域、そして地球の未来にとってポジティブな方法を模索する。

<太陽光パネルのエネルギーを使用。非常用電源としての活用も>

また、リソースポジティブの目標の一つとして、2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量50%削減を目指しており、直接電力の契約が可能な国内全ての路面直営店(約400店舗)で再生可能エネルギーに切り替えている。同店では、屋根に太陽光パネルを設置し、そこから生み出されたエネルギーを店舗の電力として一部使用するほか、災害時でも晴天時は非常用電源として活用可能だ。

<環境に配慮した木造建築>

建築時にCO2排出が少ない木造店舗の出店も進めている。同店入り口付近の壁材には、千葉県産の「サンブスギ」を用いており、店舗を囲む植栽には、「植木のまち」と言われる東金市の木に指定された「ラカンマキ」をはじめ、四季ごとに表情を変える木々や草花が来場者をあたたかく迎える設計となる。

■店舗情報
店舗名:スターバックス コーヒー 道の駅みのりの郷東金店
住所:千葉県東金市田間1330-1 みのりの郷東金
TEL:0475-50-3601
開店日:2022年6月1日
営業時間:8時~22時
面積:191.27m2
席数:59席(店内41席、テラス18席)

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