西日本鉄道/福岡市「ワンビル」商業フロアに120店舗オープン、飲食充実
2024年10月16日 16:39 / 店舗
西日本鉄道は10月16日、福岡市中央区で開発中の大型複合ビル「ONE FUKUOKA BLDG.(ワン・フクオカ・ビルディング)」(略称:ワンビル)の主要テナント・ゾーンの一部を発表した。地下2階~地上5階の商業フロアに、ローカルの名店から世界の超一流ブランドまで約120店舗がオープンする。
<地下2階「ビオララ」>
天神地下街や地下鉄コンコースに直結する地下2階には、オーガニック食品を取りそろえたスーパーマーケット「b!olala(ビオララ)」や、西日本鉄道とタリーズの初コラボ店舗となる「タリーズコーヒー」などが出店。ギフトにも使えるデリ・スイーツショップも多数展開する。
地下1階には、天神エリア最大級の客席数を誇るフードホール「iiTo TENJIN」や、ワーカーが仕事帰りにふらっと立ち寄れる飲食ゾーン「天神のれん街」を展開。九州・福岡エリアを代表する有名飲食店も多数オープンし、国内外の観光客も利用しやすいフロアになる予定だ。
天神交差点に面する1階には、商業施設・オフィス・ホテルなどのメインエントランスを備え、イベントや展示会なども開催できるグランドロビーを配置。世界のトップメゾンや大切な日のギフトに相応しいショップを取りそろえるほか、福岡発祥のレストラン・ロイヤルの新業態も出店する。
2階~4階は、グローバルブランドや最先端のトレンドファッションに加え、大人の趣味や余暇の時間を有意義に過ごすために必要なスポーツやアート、カルチャー、書籍、カフェなどユニセックスで楽しめる店舗構成とした。
2階には、ライフスタイルブランド「MAISON KITSUNE(メゾンキツネ)」が九州初出店。メンズ・ウィメンズの最新コレクションがそろう。こだわりのコーヒーと空間を提供する「Cafe kitsune(カフェキツネ)」も併設する。
3階には、アートを軸にショップ・カフェ・ギャラリーを備えた複合ショップ「SPIRAL GARDEN」が登場。同フロアには、生活雑貨の「中川政七商店」が九州エリア最大の旗艦店としてオープンする。
4階には、「蔦屋書店」のシェアラウンジ併設店も出店。アウトドア製品の「スノーピーク」は、九州エリア最大規模のアパレルを取り扱う。
また、1階~3階の3フロア構成で「シャネル」の国大最大級となる店舗をオープンする。
5階に開設する食堂の名称を「天神福食堂」に決定した。これまでの「ワーカー向けの食堂=従業員が昼食をとるための場所」という概念を再構築し、「現代のワーカーの多様な働き方やライフスタイルに寄り添い、食事、仕事、リフレッシュ、交流などフレキシブルな活用ができる場所」へとアップデートした新スタイルの食堂だという。
運営は、イタリアンレストランや学校等の食堂事業を手掛けるリングラッツェと協業で行う。ランチタイムは、モバイルオーダー&キャッシュレス決済で、定食(900円)や丼物(750円)、パスタ(800円)などを素早く提供。15時以降の「アペリティーボタイム」は、アルコール飲料を含むドリンクやデリなどの軽食、手作りの焼き菓子などのカフェメニューを味わえる。
店内の混雑状況は入口のデジタルサイネージでリアルタイムに確認でき、限られた休憩時間を有効に活用できる。また、店内を一人席、グループ席、テラス席にゾーニング。さっと食事を済ませたい、同僚とゆっくり話したい、リラックスしたいなど、その日の気分や状況に応じて席を選べる。食堂としては天神最大級の209席を設置した。
■ONE FUKUOKA BLDG.
所在地:福岡県福岡市中央区天神1-11-1
敷地面積:約8600m2(約2600坪)
延床面積:約14万7000m2(約4万4000坪)
階数:地上19階、塔屋1階、地下4階
建物高さ:約97m
設計者:基本設計/日建設計、実施設計/鹿島建設
外装デザイン:Kohn Pedersen Fox Associates(グランドロビー、スカイロビー、オフィス共用部等内装デザインも担当)
商業内装デザイン:乃村工藝社
ホテル内装デザイン:中村拓志&NAP建築設計事務所
施工者:鹿島・安藤ハザマ・松本・西鉄建設 特定建設工事共同企業体
用途:オフィス、商業、ホテル、カンファレンス
竣工時期:2024年12月末
開業時期:2025年4月24日
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