宝酒造/米国の日本食材卸会社を連結子会社化
2016年11月10日 10:14 / 経営
宝酒造は11月10日、米国の日本食材卸会社であるミューチャルトレーディング社の実施する第三者割当増資を引き受けることを決議した、と発表した。
ミューチャルトレーディング社は、同社が議決権の45.4%を所有する持分法適用会社だが、今回の第三者割当増資引受によって議決権の所有割合は51.0%となる予定であり、同社の連結子会社となる。
ミューチャルトレーディング社は、1926年に米国カリフォルニア州ロサンゼルス市に設立され、今年創立90周年を迎える、米国でも有数の歴史を持つ日本食材卸会社。同社の歴史は、現地に移民した日本人たちが、米や味噌といった祖国の味を懐かしく思い、日本の食材を共同で輸入したことに始まるという。現在では日本の食材、調味料、酒類などのほか、レストランの調理器具や食器、グラスに至るまで、5000種を超える幅広いアイテムを取り扱い、北米のみならずハワイや南米(ペルー)でも事業を展開している。
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