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ひろしまイノベーション推進機構/フタバ図書の新会社へ投資

2021年01月28日 11:40 / 経営

ひろしまイノベーション推進機構は1月28日、自社が運営するふるさと連携応援ファンド投資事業有限責任組合を通じて、フタバ図書グループの主要事業を譲り受ける新会社へ投資すると発表した。

フタバ図書は1913年創業の老舗書籍小売店で、広島県を中心に、新刊本、文具、ゲーム、中古本等の販売、CD/DVDレンタル、アミューズメント施設、コンビニエンスストア、カフェ、フィットネスなどのサービスが一体となった複合書店を展開している。

今回、ファンドが新たに設立した新会社とその子会社を通じ、フタバ図書の事業承継と成長支援を目的に、3月1日に、日本出版販売、蔦屋書店(TSUTAYA)、もみじ銀行、エディオン、広島マツダと共同で、フタバ図書とその関連会社6社から、39店舗とメディアマックス事業(レンタル卸)を含む主要事業を承継する。新会社はフタバ図書の商号を続用する。

ひろしまイノベーション推進機構、もみじ銀行に加え、地元有力企業であるエディオンと広島マツダによる支援とともに、取次大手の日販や国内書店業界をリードするTSUTAYAが有する知見や店舗運営などのノウハウ提供を受け、フタバ図書の独自性を維持させながら、将来にわたり持続と成長可能な未来型の地域書店の実現を目指す。

新経営陣には、フタバ図書の現執行役員が取締役に昇格するとともに、日販がCEO、TSUTAYAがCOO、もみじ銀行がCFO、ひろしまイノベーション推進機構が社外取締役を派遣ないし推薦して就任する。

また、TSUTAYAとのフランチャイズ契約締結により、業界最先端のマーチャンダイジングとシステムを導入し、縮小傾向にある新刊本市場での新たなビジネスモデルの確立と変革を目指すと共に、中古本や文具の売場強化、アミューズメントやフィットネスなど新刊本以外のサービスにも注力することで、従来からの強みである独自の複合書店モデルを発展させる計画だ。

■フタバ図書(新会社)
所在地:広島県広島市西区観音本町2-5-20(予定)
代表者:代表取締役社長(CEO)横山淳※2021年3月1日就任予定
設立:2020年11月
創業:1913年9月
資本金:5000万円(予定)
事業内容:書籍、CD/DVD、中古品等の販売、レンタル、アミューズメント施設などの運営

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