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平和堂/滋賀県の発酵食品事業者12社の海外販路開拓を支援

2023年06月08日 13:57 / 経営

平和堂は6月7日、同社が実施する「『琵琶湖の水に生きる』滋賀県発酵食品の海外販路開拓支援」(以下、同支援事業)で支援する滋賀県内の発酵食品事業者12社が、東京ビッグサイト(東京都江東区)で6月21日から開催される「第7回日本の食品輸出EXPO」に出展することを発表した。

<出展ブースイメージ>

同EXPOは、海外向けの日本の食品・飲料を扱う企業約800社が集まる展示会で、輸出展示会としては国内最大規模。農畜産物・水産物から、飲料・調味料・加工食品まで、世界に誇る「日本の食品」が一堂に出展する。

2022年6月の同展示会には、約1万8000名の海外バイヤー・輸出事業者などが来場し、日本の食品を海外へ輸出する商談などが行われた。

日本でも有数の⾧寿県である滋賀県は、地理的要因や気候風土により「発酵食」が多く作られ、食されてきた。「地域共創」に取り組む平和堂は、昨今健康に欠かせない食材として注目を浴びている「発酵食品」を滋賀県から国内外へ広めるべく、県内の発酵事業者12社の出展に協力。全国商工会連合会より採択(第6回)を受けた同支援事業は、平和堂が連合会からの共同・協業販路開拓支援補助金を活用して海外販路開拓支援などを実施するものだ。

海外販路開拓について、「輸出に取り組みたいがどこから手を付けて良いかわからない、継続できない」といった事業者に対し、輸出セミナーの開催や輸出EXPOへの出展、産地見学会やフォローアップ面談(専門家による面談)を行い、事業者をサポートする。

<平和堂の地域共創>

平和堂は、企業理念として「お客様と地域社会に貢献し続ける企業」を掲げており、「地域密着ライフスタイル総合(創造)企業」を目指している。これには、地域の抱える課題について一緒に取り組む「地域共創」が根幹にあり、地域経済の活性化に貢献し、社会がより良くなっていく「地域の健康」が、平和の成⾧と理念の実現につながると考えているという。健康寿命の延伸は、国だけでなく自治体でも本格的に取り組むべき課題で、若いころからの生活習慣病予防が欠かせないとされ、自治体と企業が連携して地域全体が健康になるための取り組みが求められている。同社は今後も、「地域が元気」=「人が元気で地域活動が活発で地域経済が回っている状態」のために、地域の人々と連携しながら、さまざまな取り組みを推進していく。

■「第7回日本の食品輸出EXPO」公式サイト
https://www.jpfood.jp/

■平和堂が支援する12社
魚繫大王殿(飲食サービス業・東近江市)、川島酒造(製造業・高島市)、糀屋吉右衛門(製造業・野洲市)、淡海酢有限会社(製造業・高島市)、天平(製造業・高島市)、企業組合ビュースパイア(小売業・高島市)、平井商店(製造業・大津市)、福井弥平商店(製造業・高島市)、鮒味(製造業・竜王町)、水谷醬油醸造場(製造業・彦根市)、美冨久酒造(製造業・甲賀市)、望月酒造(製造業・甲賀市)

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