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丸井/社会課題解決企業へ進化、COTENの深井CEOアドバイザーに選任

2024年01月22日 11:30 / 経営

丸井グループは1月18日、中長期的な企業価値向上に向けた戦略策定のため設置した「アドバイザー」のメンバーとして、COTENの深井龍之介代表取締役CEOを新たに選任した。

<深井氏>

これまでの体制に人文知などのリベラルアーツを取り入れることで、イノベーションを創出し続ける人材の育成を推進し、社会課題解決企業への進化を遂げることで、さらなる企業価値向上につなげる施策。

深井氏は、九州大学卒業後、複数のベンチャー企業で取締役や社外取締役として経営に携わっている。メタ認知が人生を豊かにする選択肢になると考え、2016年2月にCOTENを設立。誰もが歴史に簡単にアクセスできる世界史のデータベースを開発している。現在、「歴史を面白く学ぶ コテンラジオ(COTEN RADIO)」を運営している。

「アドバイザー」は、急速に変化する外部環境や多様化する社会に対応し、グループ一体となって企業価値向上に取り組んでいくために、経営戦略や各事業への知見を有する社外の有識者から多面的な助言・提言を得ることを目的としている。

丸井グループによると、深井氏は、COTENのCEOとして世界史を中心とした人文知の発信を通してメタ認知のきっかけを提供するとともに、人文知に関する幅広い知見を有しており、丸井グループが社会課題解決企業へと進化していくにあたり重要となる、リベラルアーツを通じた人的資本経営推進のための有益な助言や提言を得られると判断したという。

<丸井グループが目指すもの>

丸井グループは、人的資本投資を通じて「社会課題解決企業への進化」を目指している。2019年に策定したVISION2050で「インパクトと利益の二項対立を乗り越える」というビジョンを掲げ、企業文化の変革によってこのビジョンの実現に向けたイノベーションが創出できるようになってきた。

VISION2050という種から生まれたイノベーションはまだ小さな「芽」にすぎないが、インパクトと利益という「双葉」をつけたこれらの芽は、今後、拡大していくビジネスの原型を示している。こうした「芽」を増やし、成長させることで大きな樹に育て上げ、たくさんの果実を実らせることで、社会課題解決企業へと進化する計画だ。

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