三越伊勢丹/2019年度、営業利益350億円を目指す
2018年05月09日 12:20 / 決算
三越伊勢丹ホールディングスが5月9日に発表した2018年3月期通期の連結決算は、売上高1兆2688億6500万円(前期比1.2%増)、営業利益244億1300万円(2.0%増)、経常利益273億2500万円(0.3%減)、純損失9億6000万円となった。
2017年度は、「構造改革」「収益体質の強化」に重点的に取り組み、松戸店の閉店、マニーナ事業など不採算事業の撤退、コスト構造の改革、要員政策、売価100億円の在庫処理などを推進した。
閉店などの効果で減収となったものの、経費の見える化、宣伝費の削減などにより営業利益・経常利益は前期並みとなった。
また、ネクストキャリア制度を拡充し、退職金を積み増した影響などから純損失を計上している。
2019年3月期通期の連結決算は、売上高1兆1950億円(5.8%減)、営業利益290億円(18.8%増)、経常利益300億円(9.8%増)、純利益130億円を予想している。
同日行われた決算記者会見で、杉江俊彦社長は、「インバウンド効果もあり、既存店の売上は堅調だった。2017年度に課題を解決し、2018年度以降増益効果を見込んでいる。販管費の削減に引き続き取り組み、2019年度は統合以来最高の営業利益350億円の1年前倒しでの達成を目指す」と話した。
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