丸久/宮崎県のハツトリー買収、高級志向のスーパー展開
2023年03月01日 10:35 / 経営
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リテールパートナーズは2月27日、連結子会社の丸久がハツトリー(宮崎県宮崎市)を買収すると発表した。
取得額は、相手先との協議により非開示となっている。2月27日株式譲渡契約を締結、3月22日株式取得を予定している。
リテールパートナーズは、山口県79店舗、福岡県64店舗、大分県52店舗など中国・九州地方に268店舗(2022年11月末)を展開。中でも丸久は、旬や産地、安全安心にこだわった商品を、より買いやすい価格と豊富な品ぞろえで提供する、スーパーマーケット「アルク」など、山口県を中心に広島県西部、福岡県の隣接地域へ営業基盤を拡大し、2022年11月末において88店舗を運営している。
一方、ハツトリーは、宮崎市内において、主力の自社ブランドであるスーパーマーケット「フーデリー」5店舗、ボランタリーチェーンである「鮮ど市場」1店舗を経営しており、生鮮食品、総菜を中心に、あらゆる食料品を扱う高品質志向の食品スーパーマーケットを目指している。フーデリーは高付加価値商品や健康・アレルギーに配慮した、「ナチュラル」「オーガニック」「ビーガン」などの商品を多種多様に取り扱い、「ハレの日に行く高級志向の食品スーパー」として地域に認知されているという。
ハツトリーの2022年3月期の決算は売上高77億4080万円、営業利益4649万円、経常利益7782万円、純利益7044万円。
ハツトリーは全株式の460株を譲渡し、丸久の経営資源やノウハウを活用し、ハツトリーが創業以来築き上げてきた経営基盤と企業体質をさらに強化。丸久のみならず、リテールパートナーズ各社もハツトリーが持つ差別化商品やブランド力を活用し、今後、九州南部のグループ企業との物流機能活用などによるシナジー効果の創出を目指す。
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