マルエツ/「マルエツ プチ 港南三丁目店」オープン、年間売上5.5億円目指す
2025年04月18日 13:56 / 店舗レポート
マルエツは4月18日、東京都港区に「マルエツ プチ 港南三丁目店」をオープンした。
307店舗目の出店で、東京都で151店舗目、港区で18店舗目。JR品川駅から徒歩13分の場所に立地。458戸の分譲マンションの1階に出店した。約100m離れた場所には「マルエツ プチ 港南シティタワー店」がある。
周辺エリアは開発により人口が増加する中、周囲600mには競合店舗は存在しない。それもあって既存の「港南シティタワー店」だけでは、需要をカバーしきれず、新店舗の開設に至った。
同社によると、100m圏内で自社店舗が複数出店するのは極めて珍しいケースという。
立地の近さを生かし、「港南シティタワー店」で店内製造した寿司や総菜などの商品を「港南三丁目店」でも取り扱う。
売場面積は約330m2で、年間売上高目標は5億5500万円。
売上構成比は、精肉10%、青果16%、鮮魚7%、総菜・ベーカリー15%、日配食品22%、一般食品23%、酒・たばこ6%、生活用品1%となる。
商品全体で4380SKUで、およその内訳は精肉260、青果180、鮮魚160、総菜・ベーカリー190、日配食品1100、酒・たばこ含めた一般食品2190、生活用品300となる。
カテゴリ | SKU |
---|---|
精肉 | 260 |
青果 | 180 |
鮮魚 | 160 |
総菜・ベーカリー | 190 |
日配食品 | 1,100 |
一般食品(酒・たばこ含む) | 2,190 |
生活用品 | 300 |
合計 | 4,380 |
商圏の特性は、港区全体と比較すると2人以上の世帯比率が高く、年齢別では0~19歳(22.2%)、40~64歳(42.6%)の比率が高い。こうした特性を踏まえ、簡便・即食に焦点を当てた商品を各売場で展開する。
プライベートブランド(PB)は「トップバリュ」約60SKUや「ベストプライス」約150SKUを扱うほか、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスのPB「eatime(イータイム)」約100SKUを取りそろえる。
そのほかに留型商品の「maruetsu365(まるえつさんろくご)」も約200SKU展開する。
入口すぐの青果売場には、旬の果物や野菜に加え、簡便商品としてカットしたサラダや野菜もそろえる。
鮮魚売場は刺身やお造りのほかに「お魚屋さんのおつまみ」を陳列。
生鮮惣菜の品ぞろえも強化し惣菜売場で集合展開する。
ローストビーフ・ローストポークのほか、焼鳥や唐揚げなどの「おつまMEAT」、魚のおつまみを集めた「おつなFISH」などをそろえる。
素材や調理法にこだわり開発・製造したオリジナルブランドの「まいごころ」(米飯商品)と「うまごころ」(惣菜)も豊富に展開。また、レンジアップ商品の品ぞろえも充実させた。
さらに、生地から丁寧に焼き上げた自社製造のベーカリー商品もラインアップしている。
至近の「港南シティタワー店」とは異なるポイントとして、店内にイートインスペース「みなのわ」を設置。カウンター12席・テーブル席12席を用意している。
周辺にカフェが少なくゆったりと過ごす場所がないこともあり、地域のニーズに対応した。
イートインスペースでの利用を見込み、サンドイッチやカップ飲料などの品ぞろえを強化する。
スマートフォン決済サービス「Scan&Go」やフルセルフレジを導入。すべてのレジでスマホ決済や商品券、ギフト券を利用できる。
■マルエツ プチ 港南三丁目店
オープン日時:2025年4月18日9時
所在地:東京都港区港南3-5-21
電話番号:03-3474-1315
売場面積:約330m2(100坪)
建物構造:鉄筋コンクリート造/地上28階地下1階建(店舗は1階)
従業員数:19人(8時間換算)
年間売上目標:5億5500万円
営業時間:9時~22時
取扱品目:青果・鮮魚・精肉・総菜・ベーカリー・日配食品・一般食品・日用雑貨
取材・執筆 比木暁
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