日本KFC/ピザハット事業を譲渡
2017年05月10日 23:49 / 経営
日本KFCホールディンスは5月10日、連結子会社日本ピザハット(PH社)とフェニックス・フーズ(PF社)の株式を、エンデバー・ユナイテッド(エンデバー社)が運営するエンデバー・ユナイテッド投資事業有限責任組合が出資する特別目的会社であるエンデバー・ユナイテッド・パートナーズ・シックスに譲渡すると発表した。
ピザハット事業は、店舗収益モデルの最適化、事業規模と本社経費バランスの見直し、売上予測精度向上による最適な店舗開発を基本戦略として事業を展開してきたが、ピザ市場における競争は一層激化しており、今まで以上に環境変化への迅速な対応と競争力の強化に向けた取組みが求められている。
PH社とPF社の今後の事業展開につき検討を重ね、ピザハット事業のフランチャイザーであるピザハット・レストランツ・アジア・ピーティイー・リミテッドとも協議を行っていた。
その結果、ピザハット事業の運営をエンデバー社へ委ねることがPH社とPF社の企業価値向上を図る上で、また全てのステークホルダーの皆様に対しても、最良な選択であるとの判断に至った。
エンデバー社は、豊富な投資実績とともに投資先の役職員との協調体制によるハンズオン型の企業価値向上を多数実現してきた。
ピザハット事業においても、エンデバー社が事業投資における専門性を活かし、より一層スピーディーで効率的な運営体制を構築し、ピザハットブランドのポテンシャルを最大限発揮できるものと確信しているという。
2017年3月期の日本ピザハットの売上高は143億5100万円、営業利益1億6200万円、経常利益1億3000万円、当期利益4000万円だった。
フェニックス・フーズの売上高は5億7000万円、営業損失800万円、経常損失1000万円、当期利益3100万円だった。
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