日本KFC 決算/4~6月売上高2.3%減、物価上昇で消費者の節約志向続く

2024年08月15日 11:19 / 決算

日本KFCホールディングスが8月13日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高238億2700万円(前年同期比2.3%減)、営業利益2億2000万円(72.6%減)、経常利益2億3200万円(71.7%減)、親会社に帰属する当期利益3億5700万円(32.9%減)となった。

外食業界では、インバウンド需要の増加の影響もあり売上高は回復しつつあるものの、物価上昇により個人消費の回復には足踏みがみられるなど、消費者の節約志向が高まっている傾向が続く。

主力のKFC事業では、引き続き日常利用の促進を図るため、定番セットメニューである「ケンタランチ」の16メニューの値下げや「チキンフィレバーガーセット 590円」キャンペーン等を展開。期間限定商品も販売し、個食需要への対応にも注力した。

DX推進では、スマートフォンやPCから注文できるモバイルオーダーサービス「KFCネットオーダー」をリニューアル。アプリ上でメニューやクーポンを確認した後、そのままオンラインでも注文可能になる等、課題だった利便性を改善した。

加えて、アニメやゲームとのコラボをネットオーダーに紐づけて実施することで、ネットオーダーの利用率を高めている。

店舗数は、第1四半期連結累計期間において17店舗(直営3店舗・フランチャイズ14店舗)を出店し、1244店舗となった。改装については、54店舗(直営10店舗・フランチャイズ44店舗)実施し、配達代行を含むデリバリーサービス実施店舗は958店舗となった。

サステナビリティ推進に関わる取り組みとしては、一部店舗で先行テストを実施していた「ドリンキングリッド」の全店舗への導入を決定。ストロー不要でスマートに飲める「ドリンキングリッド」は、6月より順次導入を開始しており、12月末を目途に全店舗への導入を目指している。

なお、通期業績予想は、同社株式が2024年9月18日をもって上場廃止予定のため、公表していない。

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