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アイリスオーヤマ／中国でのネット通販強化で現地法人を設立

2016年06月03日 13:30 ／ 海外経営

生活用品製造卸のアイリスオーヤマは6月1日、広東省広州市に愛麗思生活用品広州を新設したと発表した。

華南地区である広州市に工場を新設することで、中国国内の物流の一層の効率化と、中国国内で拡大するネット通販における競争力向上と家電製品の開発強化を図る。

工場を新設する広州開発区には世界を代表する企業が多く進出しており、中でも家電メーカーの生産拠点が多く、電子部品などの調達においても利便性が高い立地。

今後は、開発、製造拠点の広州への集約を進め、自社の商品開発力と立地を活かしたスピーディーな新商品開発を行う計画だ。

1996年に中国に初めて現地法人を設立し、遼寧省大連市と江蘇省蘇州市を拠点としている。大連市の拠点はアイリスグループの基幹工場として、各工場で多品種小ロットの生産を行っている。

物流拠点としても日本や韓国、アメリカ、ヨーロッパへの輸出の役割を担い、中国国内においては北京を含む華北部へ商品を供給している。

一方、蘇州工場は、中国国内向けの工場兼物流拠点として上海をはじめとする華東部への商品供給を行っている。

■愛麗思生活用品広州の概要
法人設立：2016年5月25日
総経理：郭伝斌
資本金：10億円
総投資額：約40億円
所在地：広州開発区東勤路
土地面積：29,151m2
建物総面積：37,096m2
自動倉庫：16,640パレット
主要生産品目：家電製品、LED照明、収納用品・プラスチック製品
販売計画：初年度3億元（約50億円）
着工時期：2016年8月
竣工時期：2017年8月

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