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ユニクロ/仏グローバル旗艦店「パリ オペラ店」刷新、服の補修サービス導入

2023年09月15日 10:52 / 海外

ユニクロは9月15日、フランスのグローバル旗艦店「パリ オペラ店」をリニューアルオープンした。

<1階中央に大階段を配置>

約8カ月間の改装工事を経て刷新。1866年に建てられた歴史的建造物の外観はそのままに、売場面積を従来の2000m2から2265m2に拡張した。店内は、1階中央に歌劇場のエントランスを思わせる大階段を配し、地上2階、地下1階の各層が見通しやすく、より快適にショッピングを楽しめるようになっている。

オープニング期間の目玉商品として、パリの顧客に愛されてきたカシミヤセーター全50色を限定価格(メンズ109.90~129.90ユーロ/ウィメンズ89.90~99.90ユーロ)で販売。リニューアルオープンに合わせて、デザイナー クレア・ワイト・ケラー氏が手がけるウィメンズコレクション「UNIQLO:C(ユニクロ:シー)」がグローバルで発売される。さらに、Uniqlo Uの2023秋冬コレクションもグローバル発売に先駆け、同店で販売開始した。

<RE.UNIQLO STUDIOを新設>

売場を拡張した店内には、RE.UNIQLO STUDIOを新たに設置し、服に対する深い知識を持つパリの顧客に、より長くユニクロのLifeWearを楽しんでもらうための、リペア・リメイクのサービスを提供。刺繍サービスでは、日仏で活躍するアーティストが手掛けた、フランスと日本にちなんだモチーフを「パリ オペラ店」限定で用意。また、RE.UNIQLOのコンセプトに合わせて、パリの若手インダストリアルデザイナー トム・デュカルージュ氏がアップサイクルしたフリースを同店舗限定で販売するという。

<UTとUTme!>

1階と地下1階のフロアには、ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」専用スペースを設けた。浮世絵や日本酒、漫画など、パリで人気が高い日本の伝統文化やポップカルチャーをモチーフとした商品を中心に展開する。加えて、オリジナルデザインのTシャツやトートバックを作ることができるサービス「UTme!」もリニューアルを機に新たに導入。同店限定で、トム・デュカルージュ氏をはじめとする地元アーティストや人気ショップとコラボレーションしたデザイン、パリのお土産コンテンツなどを提供する。

<オペラ座とパートナーシップ締結>

このほか、今回のリニューアルオープンを記念して、ユニクロは、店舗と近接するパリ国立オペラ座との間に初めてパートナーシップを締結した。パートナーシップを通じて2023年9月から、オペラ座のファミリープログラム「My First Time at the Opera」の公式パートナーを務める。同プログラムでは、オペラやバレエの鑑賞経験がない家族を対象に、特別料金(大人25ユーロ、子ども10ユーロ)で公演を鑑賞する機会を提供するもの。

また、「パリ オペラ店」のオープニングキャンペーンには、オペラ座の若手バレエダンサー7名を起用。「Au rythme de Paris(パリのリズムに合わせて)」をコピーに、パリの賑わいと芸術的な躍動感をイメージした広告を展開している。同キャンペーンでは、パリで慌ただしい生活を送りながらも、人生を楽しむことに妥協しない人々の暮らしに寄り添う、ユニクロのLifeWearを表現したという。

■ユニクロ パリ オペラ店
所在地:17 rue Scribe,75009 Paris
売場面積:2265m2
階層:3層(地上2階地下1階)
オープン日:2023年9月15日

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