流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





新潟市/県内最高層の商業・オフィス・住宅複合型タワー、2029年竣工

2023年09月15日 16:34 / 店舗

西堀通5番町地区市街地再開発準備組合、廣瀨、東京建物は9月15日、新潟県新潟市中央区西堀通5番町内において推進している「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業が、同日付で新潟市より都市計画決定の告示を受けたことを発表した。

同事業は、準備組合が事業主体として開発を推進しており、廣瀨および東京建物が事業協力者として参画している、新潟県最高層となる約150mの商業・オフィス・住宅複合型タワー再開発プロジェクト。2025年の本体工事着工、2029年竣工を予定している。

<位置図>

計画地は、新潟市が進める新潟都心のまちづくり「にいがた2km」の古町地区内に位置し、幹線道路にも面した交通利便性の高い立地で、現在も重要文化財や名勝など、数多くの貴重な文化財が集積しているという。同事業では、周辺エリアの活性化に資する都市機能の導入や、周辺施設との連携を高める都市基盤の拡充、防災機能強化と環境負荷低減に向けた取り組みを行うことで、都市再生への貢献を果たす。そして、美しい景観形成に努めるとともに、歩きやすく公共交通機関で移動しやすい回遊性の高い環境の整備を進めていく。

<外観/低層部イメージ>

まずは広域集客機能を持つ商業施設を導入する。立地特性を生かし、温浴施設や物販店舗といった都市型サービスなど、多様な機能の再集積を図り、広域集客を意識した魅力ある商業空間を創出する。高機能オフィスも整備し、大企業の本社移転や、社内コミュニケーション円滑化のニーズに対応できる、新潟市内最大級の規模のオフィスも整備。コワーキングスペースを設置することで、多様な働き方を支援し、他分野企業の人々と働く空間を共有することでイノベーション創出にも寄与する。

多様な入居者をターゲットとした、質の高い都市型住環境も提供。入居者のライフスタイルや居住ニーズに応える多彩な住戸面積タイプを備え、それぞれが自分らしく暮らせる共用部やサービスを用意する。超高齢社会への対応として、高品質な都市型シニア向け住宅も整備する予定だ。

周辺施設との連携を高めるため、交通結節機能も強化。古町地区の玄関口として、バス、タクシー、シェアサイクルなどについて、交通広場や参道広場のオープンスペースを中心に整備する。建物周囲を回遊する階段広場を整備し、低層部の屋上には、季節に応じたさまざまなイベントの可能にする屋上広場を設けるという。

■計画概要
所在地:新潟県新潟市中央区西堀通5番町842-1 外(地番)
地域地区:商業地域
容積率:A街区730%/B街区470%
敷地面積:全体約9440m2(うちA街区約7800m2/B街区約1640m2)
延床面積:全体約8万5010m2(うちA街区約7万5500m2/B街区約9510m2)
階数・高さ:A街区地下1階地上37階約150m/B街区地上8階約30m
主要用途:商業・事務所・住宅・駐車場など
予定工期:本体工事着工2025年、竣工2029年

■新潟県の関連記事
ロフト/JR東日本長岡駅直結の駅ビルに「長岡ロフト」今冬オープン

関連記事

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧