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ワールド/3月期は売上高7.4%減、営業利益24.0%増

2017年05月16日 10:50 / 決算

ワールドが5月16日に発表した2017年3月期決算は、売上高2575億3700万円(前年同期比7.4%減)、営業利益144億6300万円(24.0%増)、税引前利益105億5800万円(255.5%増)、当期利益81億5000万円(996.8%増)となった。

国内ブランド事業は、前期に集中して実施した構造改革による不採算事業の撤退、不採算店舗・低収益店舗の退店により直営店舗数は減少したが、収益性の向上を重点課題として、商品力と販売力の強化による既存ブランド・既存店舗の再成長に取り組んだ。

商品力については、百貨店、駅・ファッションビル、ショッピングセンターなどそれぞれのマーケットにおいて差別化された提案を強化するため、ブランドらしさを明確にした付加価値の高い商品企画に注力した。

販売力については、ワールドストアパートナーズにおいて、人事制度を刷新して雇用環境を整えると共に、販売戦力の更なる定着化を目指して、新卒採用を大幅に増やすなど店頭販売力の強化に取り組んだ。

成長を続けるEC事業においては、ブランド独自の公式サイトの強化やネットとリアル店舗を融合したオムニチャネル化を推進することで成長性を高めた。

ネイバーフッド型ショッピングセンター(NSC)やコミュニティ型ショッピングセンター(CSC)を中心とする地方小商圏マーケットにおいては、直営店舗に加え(株)ワールドフランチャイズシステムズが運営するフランチャイズ店舗を出店し、堅調に推移した。

国際ブランド事業においては、中国、台湾、韓国での販売事業に加え、2016年11月にタイの大手企業グループ、SAHA GROUP(サハグループ)と合弁会社World Saha Fashion Co.,Ltd.(ワールドサハファッション)を設立し、2017年3月、バンコクに「タケオキクチ」を初出店した。

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