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ダイユー・リック/3~11月、冬物商品が苦戦し営業利益7.8%減

2019年01月08日 10:50 / 決算

ダイユー・リックホールディングスが1月7日発表した2019年2月期第3四半期の連結決算は、売上高598億1800万円(前年同期比1.7%増)、営業利益15億4200万円(7.8%減)、経常利益17億8200万円(3.8%減)、純利益10億3900万円(13.8%減)となった。

ダイユーエイトのホームセンター事業は、既存店ベースで、来店客数が1.3%減少、客単価についても0.6%減少したことにより、既存店売上高は1.9%の減少と苦戦した。

気温の上昇とともに冷房関連商品、夏寝具、日よけ商品等の夏物季節商品の売れゆきが好調だったが、夏場は連日の猛暑日の影響で来店客数が減少。売上高についても大きく落ち込んだ。

秋口に入ってからも例年より気温が高い日が続いたことで、農業資材、園芸、植物関連商品の売上が伸長した。

一方で、通年を通してこの端境期が一番気温の天候与件の影響が大きく、暖房家電商品などの季節商品、冬物準備商品の売上不振が続いた影響により、既存店ベースにおいて前年を割込んだ。

ダイユーエイトにおけるセグメント売上高は308億5800万円(2.3%増)、セグメント利益は7億7000万円(9.1%減)。

リックコーポレーションのホームセンター事業は、既存店ベースで、客単価が1.3%増加したが、客数が3.7%減少したことから、既存店売上高は2.4%減少した。

商品別販売動向は、夏季の猛暑により害虫の発生が少なく、雑草の成長も遅かったことから日用品・園芸・植物等の売上高が低迷した。

秋口は天候に恵まれたことにより、木材・塗料・用土・園芸肥料・植物の売上が好調に推移した。

一方、冬季は気温が高くインテリア・家電・灯油の季節商品の落ち込みにより売上高が低迷。

日用品については価格訴求を行っていることから好調に推移しているが、消費者の節約志向、異業種との販売競争が加速している。

リックコーポレーションにおけるセグメント売上高は、115億3000万円(3.1%減)、セグメント利益は2億2000万円(前年同期比33.6%減)。

ペットショップアミーゴは、既存店ベースで来店客数が0.6%増加、客単価が2.1%増加したことから、既存店売上高は2.7%増加。

ペット生体、プレミアムフード、ペットウェアの販売が堅調に推移している。

セグメント売上高は126億2700万円(6.7%増)、セグメント利益は4億7300万円(67.4%増)となった。

2019年2月期通期の連結決算は売上高805億円(前期比2.2%増)、営業利益19億円(11.6%増)、経常利益21億円(8.4%増)、純利益12億5000万円(20.6%増)を見込んでいる。

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