流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ニトリHD/3~5月、キッチン用品・家具・家電好調で増収

2019年07月03日 11:30 / 決算

ニトリホールディングスが7月3日に発表した2020年2月期第1四半期決算によると、売上高1673億3200万円(前年同期比6.1%増)、営業利益304億3100万円(0.0%増)、経常利益307億2200万円(0.1%増)、親会社に帰属する当期利益203億4800万円(3.2%増)となった。

<デコホーム店舗イメージ>
デコホーム

ホームファッション商品では、汚れに強く手入れがしやすいキッチンマットなどのキッチン用品やネジや工具を使用せず組み立て時間を大幅に短縮した「Nクリック」シリーズが売上を牽引。新生活向けの家電として、前年度の冷蔵庫に加え、今年度は静かな運転音と中が見えるガラス蓋が特徴の全自動洗濯機を自社開発し、家電製品の品揃えの幅を広げた結果、売上が大きく伸びている。

家具も、体圧分散性に優れた電動リクライニングソファ、ベッド下の大小の引き出しで分類収納ができるベッドフレーム、自社開発のベッドマットレス「Nスリープ」シリーズ、持ち帰り可能な圧縮ロールマットレス等が新生活の需要を捉え、好調に推移した。

物流面の取り組みとして、労働環境改善の施策として、スワップボディコンテナ中継輸送のトライアル運行を実施。コネクトエリア浜松(静岡県浜松市)を中継地点とする関東DC(埼玉県白岡市)と関西DC(兵庫県神戸市)間の中継輸送を行い、輸送業務と荷役作業を分離することにより、労働時間の削減が可能となった。

国内の出店は、デコホームを中心として出店を行い、店舗数は10店舗増加し515店舗。海外は、台湾で2店舗、中国で1店舗を出店した結果、店舗数は台湾33店舗、米国3店舗、中国38店舗と合わせて74店舗となり、5月末で国内・海外の合計店舗数は589店舗となっている。

通期は、売上高6430億円(前期比5.7%増)、営業利益1040億円(3.2%増)、経常利益1060億円(2.9%増)、親会社に帰属する当期利益715億円(4.9%増)を見込んでいる。

関連記事

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧