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ツルハHD/6~8月、インバウンド需要減少も外出自粛で増収増益

2020年09月14日 11:00 / 決算

ツルハホールディングスが9月14日に発表した2021年5月期第1四半期決算によると、売上高2246億2300万円(前年同期比7.6%増)、営業利益151億6200万円(20.1%増)、経常利益153億2800万円(19.1%増)、親会社に帰属する当期利益91億3700万円(4.7%増)となった。

グループではカウンセリングを主体とした接客サービスの徹底を継続して行うとともに、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応すべく利便性の強化を図るため、精肉・青果の導入をはじめとする既存店舗の改装を推進した。

そのほか、プライベートブランドにおいては、商品開発・販売体制を強化し、グループの新たなプライベートブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」への刷新と展開拡大を図った。また、店舗運営業務の効率化を図り生産性を高めることを目的に、人員配置・在庫管理等をサポートするシステムの導入に取り組んだ。

新型コロナウイルス感染拡大の影響については、インバウンド需要の落ち込みや化粧品等の需要減があったものの、感染予防関連商材の需要増、緊急事態宣言等による外出自粛に伴う日用品・消耗品、食品等の需要増があった。

店舗展開では、ドミナント戦略に基づく地域集中出店や既存店舗のスクラップアンドビルドを推進したことにより、29店舗の新規出店と26店舗の閉店を実施した。5月28日付でJR九州ドラッグイレブンを子会社化したことにより206店舗が加わり、期末のグループ店舗数は直営店で2359店となった。

通期は、売上高8600億円(2.3%増)、営業利益452億円(0.4%増)、経常利益464億8400万円(0.4%増)、親会社に帰属する当期利益270億円(3.2%減)を見込んでいる。

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