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プレナス/3~8月、コロナ禍の外出制限で営業損失12億2400万円

2020年10月09日 10:05 / 決算

プレナスが10月9日に発表した2021年2月期第2四半期決算によると、売上高681億6900万円(前年同期比10.0%減)、営業損失12億2400万円(前期は1億8200万円の利益)、経常損失8億6700万円(前期は3億4100万円の利益)、親会社に帰属する当期損失16億9600万円(前期は8億7300万円の損失)となった。

お客の満足度向上に努めるべく、既存ブランドの成長によるさらなる事業基盤の強化と、お客や従業員の安全を考慮した店舗運営に注力した。

既存ブランドの成長では、グループ工場で製造した商材を活用したキャンペーン展開や業態別にターゲットを明確にした販売戦略、スマホアプリ等を活用したデジタルマーケティングやデリバリーサービス導入店舗の拡大等によって店頭売上の拡大に取り組むとともに、引き続きFC化の推進に注力した。

店舗運営は、デリバリーサービス導入店舗の拡大に加え、ほっともっとでは、ネット注文の増加や電子マネーの全店舗導入、決済ブランドの拡充を実施するなど、非接触型へのオペレーションの改善を進めた。

やよい軒ではテイクアウトメニューの拡大や客席への飛沫感染防止用パーテーションの設置、全店舗で「ごはんおかわりロボ」を導入し「おかわり処」を再開するなど、お客が安全に食事できる環境づくりを推進した。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症の全世界における感染拡大の影響により、世界各国で入出国禁止などの渡航制限や外出制限などの措置が行われただけでなく、国内でも緊急事態宣言が発令され、外食産業に多大な影響を与えた。

国内では、ほっともっとの第2四半期連結累計期間の既存店売上高は前年同期比で3.3%増と好調に推移したが、やよい軒やMKレストランは回復傾向にはあるものの、やよい軒28.6%減、MKレストラン16.0%減と減少する結果となった。

通期は、売上高1390億8000万円(7.0%減)、営業損失5億4000万円、経常損失2億3000万円、親会社に帰属する当期損失30億1000万円を見込んでいる。

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