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ツルハHD/6~2月増収増益、既存店改装・PB刷新を推進

2021年03月17日 11:20 / 決算

ツルハホールディングスが3月16日に発表した2021年5月期第3四半期決算によると、売上高6839億1400万円(前年同期比9.3%増)、営業利益397億1000万円(8.7%増)、経常利益393億3700万円(5.2%増)、親会社に帰属する当期利益225億5600万円(3.2%減)となった。

高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応すべく利便性の強化を図るため、精肉・青果の導入をはじめとする既存店舗の改装を推進したほか、プライベートブランドにおいては、商品開発・販売体制を強化し、同社グループの新たなプライベートブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」への刷新と展開拡大を図った。

また、店舗運営業務の効率化を図り生産性を高めることを目的に、人員配置・在庫管理等をサポートするシステムの導入店舗拡大に取り組んでいる。

新型コロナウイルス感染拡大の影響については、インバウンド需要の落ち込み、化粧品などの需要減があったものの、感染予防関連商材の需要増、緊急事態宣言による外出自粛に伴う日用品・消耗品、食品などの需要増が見られた。

店舗展開は、ドミナント戦略に基づく地域集中出店、既存店舗のスクラップアンドビルドを推進したことにより、期首より86店舗の新規出店と55店舗の閉店を実施した。2020年5月28日付で子会社化したJR九州ドラッグイレブン株式会社など207店舗が加わり、2月末のグループ店舗数は直営店で2388店舗となっている。

通期は、売上高9200億円(9.4%増)、営業利益490億円(8.9%増)、経常利益484億円(4.5%増)、親会社に帰属する当期利益270億円(3.2%減)を見込んでいる。

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