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三越伊勢丹HD/4~9月売上・利益ともに大幅回復、首都圏店舗が好調

2022年11月11日 10:40 / 決算

三越伊勢丹ホールディングスが11月11日に発表した2023年3月期第2四半期決算によると、売上高2228億7400万円(前年同期比18.6%増)、営業利益89億4000万円(前期は77億5800万円の損失)、経常利益95億3700万円(前期は71億1400万円の損失)、親会社に帰属する当期利益77億6600万円(前期は81億3600万円の損失)となった。

第2四半期は第7波と重なるもウィズコロナの行動様式が定着、新規連結会社も加わり、首都圏百貨店を中心に、売上高は継続して好調に推移した。

伊勢丹新宿本店の第2四半期累計売上高は、免税売り上げが戻らない中でも統合以降で最高売り上げを計上している。中期経営計画で推進している高感度上質計画で、強化している富裕層、年間100万円以上購入している顧客の取り込みが功を奏した。

利益面では、収支構造改革による経費削減、販管費コントロールに成功。営業利益は、好調な売り上げに伴い、前年を大きく上回る67億円の改善となっている。

<総額売上高が1兆円台に回復と細谷社長>
細谷社長

通期は、首都圏百貨店の好調を受け、利益面を上方修正した。

同日行われたWEB決算説明会で細谷敏幸社長は、通期見通しについて、「新宿をはじめ好調な三越伊勢丹の免税除く売上高は、通期で2018年度比5%増を見込んでいる。消費動向の改善が下期も継続すると想定し、総額売上高は8月計画差250億円増の1兆750億円と予想しており、久しぶりの1兆円台の回復となる」としている。

売上高4940億円(18.1%増)、営業利益は70億円増の240億円(304.0%増)、経常利益が70億円増の240億円(152.1%増)、親会社に帰属する当期利益は50億円増の240億円(94.5%増)を見込んでいる。

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