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アオキスーパー/3~11月純損失2億4300万円、水光熱費・包装資材が高騰

2023年01月06日 10:40 / 決算

アオキスーパーが1月5日に発表した2023年2月期第3四半期決算によると、営業収益688億1800万円、営業損失2億4200万円(前期は6億6500万円の利益)、経常損失1億8200万円(前期は7億3800万円の利益)、四半期純損失2億4300万円(前期は4億5200万円の利益)となった。

アオキスーパー

感染症対策に関連した活動制限が緩和される中で、消費者行動が変化。資源価格、穀物価格の高騰に伴う仕入価格の度重なる改定要請で販売促進企画が限定的となったことの影響により、来店客数・買上点数が減少した。

また、急激な仕入価格の上昇分を十分に販売価格に反映できなかったことにより売上総利益は減少したが、第3四半期会計期間においては改定後の販売価格が浸透した結果、売上総利益は回復基調に転じたという。

利益面では、節電対策に取り組み電気使用量を削減するなど経費の低減を積極的に進めたが、資源エネルギー価格・原材料価格の急激な上昇により電気料金や食品トレー・ラップの包装資材が高騰するなど、販売費・一般管理費は増加した。

7月上旬に「アオキスーパー公式アプリ」を先行リリース、続いて7月中旬より「アオキスーパー電子マネー機能付ポイントカード」を発行した。9月に電子マネーサービスを開始し、キャッシュレス決済への対応を進めた。

新カードの発行、電子マネーサービスの開始に際しては、アプリで新カードを発行した顧客へのポイントプレゼントキャンペーンや電子マネーチャージボーナス5倍キャンペーンが奏功。11月末現在、アプリは21万ダウンロード、新カードの発行は31万枚、電子マネーサービスの利用率は33.1%を達成するなど順調に推移している。

併せて、従来のポイントサービスを見直し、新たに「ロイヤル」会員の区分を新設し、より多く利用する会員へのポイントサービスの拡充、新たに電子マネープレゼント企画をメーカーと共同で実施した。

店舗政策は、6月に大府店・10月アズパーク店をリニューアルオープンした。10月には、営業開始から25年を迎えたショッピングセンターアズパークにおいて大規模な改修工事を実施し、装いも新たにオープンしている。

通期は、営業収益943億円、営業利益3億3000万円、経常利益3億8000万円、四半期純利益2億円を見込んでいる。

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