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カッパ・クリエイト/3月期はコストアップの顕在化で営業損失11億200万円

2023年05月11日 18:41 / 決算

カッパ・クリエイトが5月11日に発表した2023年3月期決算によると、売上高704億3700万円(前年同期比4.8%増)、営業損失11億200万円(前期は21億1300万円の損失)、経常損失11億200万円(前期は18億8900万円の損失)、親会社に帰属する当期損失30億4100万円(前期は7億3600万円の利益)となった。

回転寿司事業は、かっぱ寿司の原点である「一皿100円(税込110円)」の商品の拡大に取り組み、現在では商品ラインナップが100種以上になった。TVアニメなどのキャラクターとコラボしたアプリ会員向けのオリジナルグッズプレゼントキャンペーンの実施などで店舗体験価値の向上に注力している。

店舗面では、2023年3月に道頓堀戎橋店を出店。賃貸契約終了により6店舗、コロワイドグループ内の業態転換で2店舗の閉店を行った結果、当連結会計年度末の店舗数は302店舗となった。

結果、売上高は563億5900万円(6.4%増)となっている。

デリカ事業は、コンビニエンスストアを中心とした寿司弁当、調理パンなどの新規取引先の拡大、既存顧客の販売強化に取り組んだが、社会活動の正常化が進んだことによる巣ごもり需要の縮小で、売上高が前期比で減少した結果、売上高は140億7800万円(1.1%減)となった。

コスト面については、原材料価格や光熱費、物流費及び人件費の高騰などといったコストアップが顕在化しているが、コロワイドグループの調達力の活用やメニューミックス施策、フルオーダー改装による店舗ごとの生産性向上などを通じてコストコントロールしていくという。

次期は、売上高742億8900万円(5.5%増)、営業利益15億8400万円、経常利益16億2300万円、親会社に帰属する当期利益11億4000万円を見込んでいる。

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