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関西フードマーケット/営業利益292%増、仕入れ統合で粗利改善

2023年08月01日 17:47 / 決算

関西フードマーケットが8月1日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高933億8700万円(前年同期比2.6%増)、営業利益20億2000万円(292.1%増)、経常利益19億600万円(331.4%増)、親会社に帰属する当期利益14億6000万円(968.5%増)となった。

イズミヤと阪急オアシスが4月に合併し、イズミヤ・阪急オアシスとなった。組織・人事の一元化、営業本部機能の効率化や屋号を超えたエリア単位での店舗運営などの取り組みを推進している。

構造改革途上であるイズミヤと阪急オアシスでは、チェーンオペレーション徹底による生産性の改善、商圏特性に応じたMD再構築による売上増加と粗利率改善、さらなる仕入統合による粗利率改善、経費の見直しなどの施策に取り組んだ。

販売費と一般管理費については、引き続き要員体制の最適化に取り組み、人件費が計画以上の削減となった。前年実績、計画ともに下回るなど、合併によるマネジメント・オペレーション面での効果が出始めている。

イズミヤ・阪急オアシスは総額売上高643億900万円(2.5%増)、営業利益12億5300万円(479.1%増)。既存店売上高前期比は3.5%増(客数0.2%減、客単価3.7%増)。

関西スーパーマーケットでは、改装店舗が堅調で計画を上回って推移。販売費及び一般管理費については、光熱費が増加した一方で、広告宣伝費を中心にコストコントロールに取り組み、前年実績、計画ともに下回った。結果、総額売上高326億1900万円(2.7%)、営業利益8億6200万円(87.9%増)。既存店売上高前期比は3.7%増(客数1.0%減、客単価4.7%増)となった。

通期は、売上高3790億円(1.3%増)、営業利益87億円(47.0%増)、経常利益81億5000万円(52.2%増)、親会社に帰属する当期利益45億円(5.6%増)を見込んでいる。

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