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エディオン/4~6月は、新規出店継続も営業利益43.2%減

2023年08月02日 12:00 / 決算

エディオンが8月2日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高1609億4100万円(前年同期比2.4%減)、営業利益17億7100万円(43.2%減)、経常利益18億9300万円(36.3%減)、親会社に帰属する当期利益10億9300万円(49.6%減)となった。

<エディオン>

グループでは、経営資源の適切な再配分と企業価値の向上を目指し、グループ再編を推し進めた。2022年10月に情報システムの運営及び開発を担うエヌワーク(現EDIONクロスベンチャーズ)がHampsteadを吸収合併したことに続き、2023年10月を目途に物流・配送サービスを行うジェイトップがe-ロジを吸収合併する。これにより、高まるEC需要を背景に、全国レベルで自社のサービス提供ができるよう全国物流網の構築に取り組んでいる。

また、CO2排出量削減や従業員のワークライフバランスを推進するため、2023年5月から営業時間を9時間に短縮する店舗を拡大した。既に実施中の48店舗に加え、新たに78店舗を加えた計126店舗で営業時間の短縮を実施し、2024年3月末までに9時間営業店舗を計200店舗に拡大する予定だ。これにより年間で約2,000トン分のCO2削減効果を見込んでいる。

第1四半期連結累計期間の商品別売上では、新型コロナウイルス感染症の「5類感染症」への移行に伴い、外向き消費が増加した影響を受け、商品全般において前年と比較すると低調に推移したが、ゲーム・玩具、携帯電話、理美容・健康器具などは前年を上回る事ができ、リフォームなどの住宅設備はほぼ前年並みの売上となった。

第1四半期連結累計期間の店舗展開では、家電直営店として2店舗を新設、4店舗を移転した。非家電直営店としては1店舗を閉鎖した。また、フランチャイズ店舗は2店舗の純増加となった。これにより第1四半期連結会計期間末の店舗数はフランチャイズ店舗760店舗を含めて1211店舗となった。

通期は、売上高7450億円(3.4%増)、営業利益195億円(1.6%増)、経常利益195億円(1.3%増)、親会社に帰属する当期利益115億円(0.9%増)を見込んでいる。

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