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ジョイフル本田/7~9月、プロ向け商品強化で増収も営業利益8.8%減

2023年11月02日 10:15 / 決算

ジョイフル本田が11月2日に発表した2024年6月期第1四半期決算によると、売上高316億3400万円(前年同期比2.2%増)、営業利益28億300万円(8.8%減)、経常利益30億9300万円(6.3%減)、四半期純利益21億3600万円(5.2%減)となった。

<ジョイフル本田>

「人への投資」として、厳しい採用環境や労働環境に適切に対応すべく、労働分配率の見直し、働きやすい職場環境の整備、教育体制の充実により、働きがいの向上、人財の獲得につなげ、お客、取引先そして地域社会の支持を拡大し、さらに生産性の向上、イノベーションを推進することで企業価値の向上を目指した。

「同質化競争からの脱却」における出店戦略では、新フォーマットでの郊外居抜き物件を活用した出店へシフト、さらには業績好調なプロショップ本田屋の出店に向けた対応を強化した。

また商品戦略では、旺盛なプロ向けの需要に応えるべくMDの深耕によるワンストップショッピングを実現、輸入商品や自社開発商品などの高付加価値商品による実店舗ならではの提案力の発揮により集客の拡大につなげた。

さらにデータの有効活用では、商品を分類・管理する商品マスターの再構築とモバイル端末への連携により、MD、販売促進、EC、取り置きサービスなどに活用することで、顧客接点拡大を図り販売力を強化した。

「持続可能で豊かな社会実現に貢献」では、気候変動関連リスクの管理強化、TCFD提言に基づく情報の開示、GX推進の進捗状況などを一元的に管理するため「サステナビリティ委員会」を設置した。

なお、気候変動関連のリスク管理およびGX推進については、サステナビリティ委員会と連携したGXチームが中心となり事業への影響を把握するための情報収集、進捗管理を実施した。

また脱炭素社会構築のため太陽光発電・蓄電池システムの導入を順次進めており、前事業年度のファッションクルーズひたちなか店など4店舗での稼働に続き、第1四半期は新たに千葉店、瑞穂店、古河店、市原店の4店舗で稼働を開始しており、カーボン・ニュートラルの実現に向けて取り組みを強化した。

通期は、売上高1340億円(8.6%増)、営業利益103億円(7.2%減)、経常利益112億6000万円(8.0%減)、四半期純利益78億円(8.5%減)を見込んでいる。

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