ベルーナ/4~9月、アパレル・雑貨通販苦戦で減収減益
2023年11月02日 10:00 / 決算
- 関連キーワード
- ベルーナ
ベルーナが10月31日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高961億500万円(前年同期比2.7%減)、営業利益30億9500万円(16.1%減)、経常利益43億2500万円(7.4%減)、親会社に帰属する当期利益32億6300万円(14.5%増)となった。
アパレル・雑貨通販事業は、円安の影響、原材料や資材の価格高騰を受け仕入原価が上昇したため、商品価格の見直しや紙媒体における発行量の抑制を行った。商品の値上げにより受注単価は上昇したもののレスポンスは鈍化傾向となった。
また、紙媒体の発行量を抑制したため新規顧客の獲得が減少し、稼働顧客数も減少傾向となった。この結果、売上高は348億2200万円(18.1%減)となり、セグメント損失は13億4000万円(前期は3300万円のセグメント損失)を計上した。
化粧品通販事業は、国内のECを中心とした新規顧客獲得効率が好調に推移したため増収だった。一方で、成長性を重視し積極的に広告展開を行ったため減益となった。健康食品通販事業は、既存主力商品に絞った効率性重視の広告展開を行ったため減収となったものの利益率が改善し増益だった。この結果、売上高は74億4600万円(0.5%増)となり、セグメント利益は4億500万円(31.7%減)となった。
和装販売事業は、不採算店舗の撤退を行ったこと、既存店舗の来客数は増加したものの購入単価の下落があったことなどにより減収減益だった。一方で、さが美、東京ますいわ屋における構造改革が引続き浸透し、収益性の改善が図られた。
また、衣裳レンタル事業は、卒業式袴の早期受注会の実施による大幅な受注増に伴い、受注経費の増加が発生した。この結果、売上高は103億9500万円(6.7%減)となり、セグメント損失は1億9300万円(前期は1億3500万円のセグメント損失)となった。
ホテル事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための行動制限や外国人の入国規制が緩和された影響から旅行や出張による宿泊需要が回復し、既存ホテルの稼働率や客室単価が改善した。また、国内新規稼働ホテルが加わったことなどにより、大幅な増収増益となった。この結果、売上高は143億500万円(70.8%増)となり、セグメント利益は17億5100万円(370.5%増)と大きく伸長した。
通期は、売上高2085億円(1.8%減)、営業利益100億円(10.9%減)、経常利益110億円(11.7%減)、親会社に帰属する当期利益70億円(5.6%減)を見込んでいる。
■ベルーナの関連記事
ベルーナ/銀座に複合型施設「グランベルスクエア」オープン
決算 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- ユニクロ/4月既存店売上高18.9%増、気温高く夏物好調
- 05月02日
-
- コメリ/5月1日から414品目を値下げ
- 05月02日
-
- ZOZO/3月期、セール拡大・コスメ強化などで増収増益
- 05月02日
-
- 日本調剤/3月期はインフルエンザの流行などで増収増益
- 05月02日
-
- 賃上げ2024/ゲンキー正社員平均5%アップ
- 04月26日
-
- 大戸屋/「そよら横浜高田」に新店舗オープン
- 04月26日
-
- イオン九州/長崎県の医療介護施設に無人店舗5/1オープン
- 04月26日
-
- 吉野家HD/ラーメン店向けめん・スープ製造の宝産業を買収
- 04月26日