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アルビス/4~12月営業利益6.7%増、プロセスセンターで生産性向上

2024年01月30日 16:05 / 決算

アルビスが1月30日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高738億1100万円(前年同期比2.9%増)、営業利益18億3800万円(6.7%増)、経常利益22億6700万円(8.2%増)、親会社に帰属する当期利益14億6600万円(5.4%増)となった。

アルビス

売り上げ面は、既存店の売り上げが堅調に推移したことに加え、前期新店2店舗による売り上げ増加、新店1店舗の影響により増収だった。

利益面では、高騰した電気料の影響を受けたものの、売り上げ増による売り上げ総利益額が増加。高利益商品の販売拡大とプロセスセンターの生産性向上により売り上げ総利益率が改善(前年同期比0.4%増)し、増益を計上している。

販促施策として、第1四半期より利用頻度の高い商品を厳選してPB商品を中心に100品目以上を、2023年10月よりナショナルブランドも含め200品目に拡大して値下げを実施。同年12月より利用頻度の高い100品目をさらに追加し、合計300品目をお値打ち価格で提供している。

「従業員が挑戦できる環境の実現」への取り組みとして、これまで実施してきた新入社員から経営幹部までの各階層に応じた教育プログラムに加え、DX人材の育成に向けた研修やカフェテリア研修を行った。社員自らがキャリアプランを描ける環境を創出し、次世代の人材発掘に取り組んでいる。

「業務基盤の活用による生産性の向上」は、一部店舗において試験的に導入したキャッシュレスセルフレジ・電子棚札の効果を検証し、11月に大久保店、北区金田店、12月に笠舞店へ電子棚札を導入した。

また、物流面では、積載率向上による運行数削減などさらなる配送効率の向上を図っている。「2024年問題」への対応としては、持続可能な安定した調達ルートを確保していくための物流体制の構築を行っている。

店舗面では、2023年11月末に愛知県名古屋市において中京エリア3店舗目となる「北区金田店」を新規オープンした。第2四半期までに実施した4店舗に加え、11月には大島店を改装している。

通期は、売上高974億6700万円(3.0%増)、営業利益20億円(3.1%増)、経常利益25億円(1.8%増)、親会社に帰属する当期利益15億円(10.9%減)を見込んでいる。

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