ワールド 決算/3~5月は、経費コントロールで販管費改善し増収増益

2024年07月03日 16:43 / 決算

ワールドが7月3日に発表した2025年2月期第1四半期決算は、売上収益584億100万円(前年同期比9.3%増)、営業利益66億5100万円(16.0%増)、税引前利益63億8200万円(15.5%増)、親会社の所有権に帰属する四半期利益40億9900万円(21.4%増)と、増収増益となった。

売上収益は、EC売上が好調で前年同期間より伸長した。

利益面では、売上総利益率は61.6%と前年同期差1.0ポイント悪化したが、これは当期から商品評価損の計上を半期毎から四半期毎へ変更した影響が大きく、そのマイナス影響を除いた実質では前年改善を達成した。

販売費・一般管理費は、従業員処遇の改善に伴う人件費が増加したものの、経費コントロールの徹底で販管費率を50.4%と前年同期差1.8ポイント改善した。結果として、本業の稼ぐ力であるコア営業利益が原動力となる形で、全ての利益段階において前年同期より二桁増益を記録した。

ブランド事業の売上収益は509億4000万円(7.8%増)、コア営業利益(セグメント利益)は45億5500万円(3.8%増)と増収増益になった。

あるべきブランドポートフォリオ戦略の完遂にむけて、ブランド事業セグメント全体最適の視点で成長性と収益性のバランスを図った。

百貨店中心のミドルアッパーブランドは、高付加価値な商品開発を行うため、世界的な物価上昇や円安の為替動向に左右されないよう、国内の自社工場体制を垂直統合して国産回帰を図りつつ、より一層の収益性改善への取り組みを開始した。

お客とのより強いつながりを構築するため、マルチチャネル化やOMO(Online Merges with Offline)戦略を推し進めており、様々なプロトタイプ開発・出店を通じて新たな成長の創造に取り組んだ。

ショッピングセンターを中心に展開するミドルロワーブランドは、前第1四半期にSC主体のミドルロワー事業を一社に集約したことが奏功し、水平統合に伴うスケールメリットなどの追求で収益性の改善が進んだ。

加えて、第1四半期からは商品調達部隊の統合で直貿化の更なる推進体制を整えているほか、店舗数の純増転換に向けて店舗運営の改良や店舗開発の強化に取り組んだ。さらに、新たな成長方策の一環として、新業態開発プロジェクトを立上げた。

ライフスタイルブランドは、暮らしに寄り添った衣・食・住を生活雑貨や服飾雑貨で提案し、引き続き支持拡大に努めた。第1四半期からミドルロワー系のライフスタイルブランド事業を一社に統合しており、リソースの融通やノウハウの共有などで収益構造の抜本的な改革に着手した。また、ライフスタイルブランドにおいても、新しいブランドの開発を進めており、そのローンチを確実なものとするよう準備した。

一方、投資グループは、プラットフォーム導入によるシナジー追求や収益構造の向上・確立をテーマに掲げた。ラグジュアリーセレクトを運営するストラスブルゴでは、欧州インポートブランドのエージェント獲得に加え、新規出店による高価格帯ビジネスの拡充に取り組んだ。質の高い革小物で世代を跨って支持を得るヒロフを中核とする日本発ラグジュアリーバッググループでは、MD改革がインバウンド需要の回復と合致して好調に推移した。

通期は、売上収益2300億円、営業利益155億円、税引前利益145億5000万円、親会社の所有権に帰属する当期利益85億円の見通し。

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