丸井グループ 決算/4~9月、フィンテック事業好調で総取扱高が過去最高

2024年11月13日 15:04 / 決算

丸井グループが11月12日に発表した2025年3月期第2四半期決算によると、売上収益1239億6000万円(前年同期比10.5%増)、営業利益215億600万円(15.1%増)、経常利益196億6400万円(12.0%増)、親会社に帰属する当期利益121億4900万円(5.9%増)となった。

丸井グループ

グループ総取扱高は2兆3829億円(10%増)と、フィンテックのカードクレジット取扱高が全体をけん引したことにより、半期として過去最高を更新した。

小売セグメントは、営業利益が33億円(67%増)大幅な増益となった。マルイ・モディ店舗では、体験型テナントやスクール、飲食・サービスなどの導入を進め、非物販テナントの面積構成は62%(4%増)と増え、カテゴリー転換が着実に進んだ。新たなテナントの導入により店舗の未稼働区画の面積は減少し、施設のバリューアップが進んだことから、営業利益は3期連続の増益だった。

ECは、店舗と連動したイベント型のECの拡大に加え、Web系の専門人材を拡充、ECサイトのUI/UX改善に取り組み、取扱高は、11四半期連続で前年を上回り、第2四半期累計では112億円(5%増)だった。

フィンテックセグメントの営業利益は224億円(6%増)。戦略的に進める「家計シェア最大化」の取り組みにより家賃払いやECでの利用、公共料金などの定期払いが伸長したことで、第2四半期のカードクレジット取扱高は1兆1122億円(9%増)、第2四半期累計では2兆1921億円(10%増)とそれぞれ過去最高を更新した。

分割・リボ取扱高は2082億円(11%増)と拡大し、流動化債権を含む分割・リボ払い残高は過去最高の4520億円(8%増)。エポスカードの新規会員数は39万人(1万人減)、期末会員数は過去最高の773万人(30万人増)となった。

通期は、売上高2542億円(8.1%増)、営業利益450億円(9.7%増)、経常利益410億円(5.7%増)、親会社に帰属する当期利益265億円(7.4%増)を見込んでいる。

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