SAS Institute Japan(SAS)は3月26日、企業がオムニチャネル・マーケティングを実践するための新コンセプト「Customer Decision Hub」とそれを実現する顧客分析/統合マーケティング・ソリューション「SAS Customer Intelligence」の最新版を提供開始したと発表した。
<Customer Intelligenceグループの小笠原英彦部長>
北川裕康執行役員は「HYPER-CONNECTED WORLDにおけるマーケティングの未来」として、新製品発表の背景を解説。デジタルネイティブ(生まれたときからデジタルの世界に接している世代)とデジタルイミグラント(途中からデジタルに接した世代)で構成されたHYPER-CONNECTEDの世界は、無数の人、モバイル、メディア、クラウド、もの、そして脅威が相互接続された世界とする。
マイクロソフトのビルゲイツが1994年に語った「銀行機能は必要だが、現在の銀行の形態は必要なのか」との問い掛けを引用し、今実際にそれが課題になりつつあるとする。
さらに、スマートデバイスやネット・コミュニケーションの浸透に伴いデジタル・ネイティブ・ユーザーが飛躍的に増加した結果、今日の消費者行動はリアル店舗/メール/Web/ソーシャルなどのチャネル間を1回の購買行動の中でも自在かつ頻繁に行き来するものとなっている。
このように刻々と行動を変える消費者に向き合う企業には、ネットとリアル両方のチャネルを横断して顧客対応を行う、オムニチャネル・マーケティングの実現が求められている。また、顧客接点がビジネス上ますます重要になるにつれ、企業でのマーケティング部門の役割と期待が増している。
SASはそのニーズに対応するため、顧客コンテキスト理解と複数チャネルにまたがった顧客対応をリアルタイムまたはイベントベースで連携する意思決定基盤のための新しいコンセプト「Customer Decision Hub」を推進。
この「Customer Decision Hub」を実現するために、顧客分析/統合マーケティング・ソリューションSAS Customer Intelligenceの最新版を提供。新しいSAS Customer Intelligenceは、SAS Customer Intelligenceソリューション最新版の主要コンポーネントである「SAS Marketing Automation」、「SAS Real-Time Decision Manager」と「SAS Marketing Optimization」から構成。
SAS Marketing Automationは、マーケティングのPDCAサイクルを実装する統合マーケティング基盤の基本コンポーネントで、顧客の理解からキャンペーン管理・運営までを統合的に支援する。
SAS Real-Time Decision Managerは、顧客チャネルでの最適な提案を
リアルタイムに分析・決定し、応答率の劇的な向上を実現する。企業がもつ顧客理解を瞬時に現場の判断に活用できる。
SAS Marketing Optimizationは、マーケティング・キャンペーンの実施規模と対象の数理的な最適化を行うことができ、マーケティングROIの全体最適を実現する。
Customer Intelligenceグループ小笠原英彦部長は、「『Customer Decision Hub』に基づく意思決定基盤では、分析による顧客インサイト、ルールやポリシー、オファー選択のロジック、実際のアクション選択まで、一連の意思決定の要件がシームレスに統合される。これにより、アウトバウンドおよびインバウンドのOne to Oneマーケティングの計画、実行、管理にかかる負荷を低減しながら、チャネル横断的な施策の実行が可能になる。このような活動を通じて、マーケティング担当者は、適切なオファー提供による売上拡大、およびリソース全体最適によるROI最大化への貢献ができ、マーケティングへの期待に応えることができる」と述べている。
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