スクロール 決算/3月期増収増益、eコマース事業再編で黒字転換

2025年05月08日 13:01 / 決算

スクロールが5月7日に発表した2025年3月期決算によると、売上高840億3000万円(前年同期比5.3%増)、営業利益60億5200万円(13.9%増)、経常利益64億2400万円(16.6%増)、親会社に帰属する当期利益42億6700万円(16.9%増)となった。

スクロール

ソリューション事業の売上高は312億2300万円(24.9%増)、セグメント利益は8億8900万円(26.7%減)。

ダイレクトマーケティングの事業運営に必要不可欠な機能をワンストップで提供できることを強みとして、あらゆる事業者を対象にマーケットの拡大に取り組んできた。

物流代行では、BtoB物流や食品ECなどの新しい市場の開拓を含め、新規顧客の獲得に向けた営業活動や、物流センターの効率改善等に努めている。

マーケティングサポートは、引き続き好調に推移した。

決済代行は、役務提供企業への営業拡大により、取扱高は堅調に推移しているが、一部クライアントの債権不払率が悪化したことで減益となっている。

通販事業の売上高は389億9300万円(0.4%減)、セグメント利益は52億円(3.1%減)。

夏・盛夏物商品の受注は堅調に推移したが、冬物・春物商品の受注が苦戦。通期では前年同期並みの売上高となった。円安などで仕入価格が上昇する中、販促費をはじめとする各種コストの削減・抑制に取り組むことで、利益の最適化に努めている。

eコマース事業の売上高は152億8100万円(12.7%減)、セグメント利益は1億6300万円(前年同期はセグメント損失11億8400万円)。

事業再編により規模を縮小し、損益面では黒字に転換した。再編により運営費用を圧縮したことに加え、販促費等のコスト削減に取り組むなど、収支バランスの正常化に努めた。

2026年3月期は、売上高850億円(1.2%増)、営業利益58億円(4.2%減)、経常利益60億円(6.6%減)、親会社に帰属する当期利益40億円(6.3%減)を見込んでいる。

スクロール 決算/4~9月増収増益、決済代行サービスの取扱高堅調

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