サミット 決算/3月期増収増益、物流費などコストダウンが奏功
2025年05月07日 12:19 / 決算
サミットが5月7日に発表した2025年3月期決算は、営業収益3642億9100万円(前期比4.4%増)、営業利益76億7700万円(27.9%増)、経常利益75億9800万円(24.6%増)、当期純利益50億4400万円(23.8%増)となった。
同日開催された決算会見で服部哲也社長は「上期は増収減益だったが、下期で盛り返した。値上げなどで売上総利益が伸びたこともあるが、物流などさまざまな点を見直すことでコストダウンを実現した。当社は他社に比べて新店をたくさん出すわけではなく、古くからある既存店がそれぞれ工夫して売り上げを伸ばしている」と述べた。
売上高は、客数と1点当たりの単価が伸び、3488億300万円(4.4%増)と過去最高を更新した。
売上高の内訳は青果7.1%増、鮮魚2.6%増、精肉3.3%増、総菜3.6%増、ベーカリー4.8%増、加工食品6.3%増、菓子5.9%増、デイリー3.3%増、家庭用品および衣料品計0.2%増。
既存店売上高は前期比3.9%増、客数2.2%増、客単価1.7%増(1点単価3.9%増、買い上げ点数2.1%減)。
利益面は、人件費、電気代の増加を、総利益の増加とコスト削減の取り組みで吸収。コロナ禍の影響を受けた2019年から2021年を除くと、過去最高となった。
店舗数は、2025年3月現在で137店舗(衣料品のコルモピア単独店・他社併設店含む)。
2026年3月期は営業収益3800億円(4.3%増)、営業利益98億円(27.6%増)、経常利益100億円(31.6%増)、当期純利益65億円(28.8%増)を見込む。
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