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バロー/3月期は出店好調で営業利益30%増

2011年05月10日 / 決算

バローが5月10日に発表した2011年3月期決算によると、売上高は3791億7200万円(前年同期比9.9%増)、営業利益123億300万円(30.2%増)、経常利益127億6500万円(28.7%増)、当期利益42億2300万円(7.1%増)となった。
SM事業の売上高は2699億1800万円、営業利益は95億8000万円となった。バローは16店舗を出店。ユースと食鮮館タイヨーでもそれぞれ1店舗を新規出店した。前期末に買収したビックポンドストアーの7店舗は、1店舗をSMバローに、6店舗を食鮮館タイヨーにそれぞれ改装した。
創業1号店のSMバロー恵那店を全面的に新築し、11月にリニューアルオープンした。一方、3店舗を閉店した。期末店舗数は202店舗となった。
商品政策では、50品目を目標にスタートした「サプライズ価格」商品の開発を推進させるとともに、チラシ特売価格による販売促進を減らすなど、毎日安定したお買い得価格を維持するEDLP施策を拡大した。
総菜製造の中部フーズ、パン生地製造の北欧倶楽部に加え、福井中央漬物で漬物の製造を開始するなど、製造小売業のビジネスモデルづくりも推進した。
より高品質な商品・サービスをご提供するため、店長および従業員の教育体制を見直し、「現場力」の強化を図った。第2四半期の猛暑特需などもあり、SMバローにおける既存店売上高は1.1%増となった。
HC事業の売上高は389億2800万円、営業利益は12億6900万円となった。中堅クラスの店舗で専門商材強化を目的としたリニューアルを実施し、売場の魅力向上を図った。従業員の専門知識充実・サービス向上が徐々に効果を現しており、既存店売上高は5.7%増だった。期末店舗数は36店舗だった。
ドラッグストア事業の売上高は506億5100万円、営業利益は13億1400万円となった。16店を出店、1店を閉店した。期末店舗数は174店舗。
スポーツクラブ事業の売上高は85億1400万円、営業利益は7700万円となった。愛媛県松山市に「アクトスWILL松山」を出店、大分県大分市の「アクトス大分」を閉店した。期末店舗数は51店舗。
来期は売上高4195億円(10.6%増)、営業利益141億円(14.6%増)、経常利益142億円(11.2%増)、当期利益64億円(51.5%増)の見通し。

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