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リンガーハット/不採算店舗一斉閉鎖で損失13億4300万円

2008年10月07日 / 決算

リンガーハットが10月6日に発表した2009年2月期中間決算の内容は。売上高182億4700万円(前期比0.3%減)、営業利益7200万円(6.0%減)、経常利益600万円(26.3%減)、当期損失は13億4300万円となった。

上期にリンガーハットなど不採算店舗7店舗・下期46店舗の閉鎖を決定、固定資産減損として処理したため、4億4900万円の減損損失と閉店損失引当金繰入額4億9000万円を計上した。このため、同日付で役員報酬の減額を決め、2009年5月まで取締役会長兼社長50%、専務取締役30%、常務取締役20%、月額報酬をカットした。

事業分野別の状況では、長崎ちゃんぽん事業で、外部フランチャイズ移行2店舗を含め計21店舗をフランチャイズ店舗に移行した。フランチャイズ店舗総数は84店舗で、18店舗の新規出店、7店舗の退店を実施し累計店舗数は465店舗となった。また、新規のテイクアウト商品として、国内自社工場生産の冷凍ぎょうざの発売を開始。売上高は127億600万円(1.1%減)となり、原材料の高騰などで営業損失は1億4300万円(前期は24百万円の営業損失)となった。

とんかつ事業では、宅配事業で新たに3店舗を加え14店舗体制となった。さらに6店舗をフランチャイズ店舗に移行し、フランチャイズ店舗総数は17店舗、累計店舗数は105店舗となった。また春に全日空とのタイアップ企画「飛んでいただきますキャンペーン」を実施。以上の結果、売上高は52億7700万円(1.7%増)、営業利益は6億5000万円(4.0%増)と主力の長崎ちゃんぽん事業を上回る成績となった。

このほか、和食事業は長崎市内の宿泊客減少など響き、売上高は8800万円(7.6%減)、営業損失は2700万円(前期800万円)を計上。建築事業は、外食事業の新規出店と改造・改装に注力し、新店工事を19店舗、改造・改装を6店舗で実施。原価低減活動おこなったが売上高は12億7100万円(5.2%減)、営業利益は5100万円(2.9%増)で推移した。

通期は、売上高368億5000万円、営業利益5億円、経常利益3億5000万円、当期損失15億円を見込む。

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