流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





サンワドー/人件費などの削減効果で増益、営業利益46%増

2009年06月19日 / 決算

サンワドーが6月19日に発表した2010年2月期第1四半期決算によると、売上高は70億4200万円(前年同期比0.1%減)、営業利益6000万円(46.8%増)、経常利益3600万円(31.6%増)、当期損失2200万円(前期は1900万円の当期利益)の減収増益となった。

同期は買いやすい商品の品揃えを充実し、「家計応援」ロープライス戦略を展開した。特に来店客にアピールする商品3000品目を選定し、重点販売商品として位置づけた。一方、販売コストの削減、人時生産性の向上と一般管理費の圧縮に努め、食品部門売上高は14.9%増加した。またカー・レジャー用品が春先のタイヤ販売、ETC特需に支えられて2.0%増加。反面、リビング、ペット&グリーン、その他が前年実績を下回り、全体の売上高も若干減少した。

営業利益と経常利益はともに増益を記録しているが、これはロープライス戦略の展開により売上総利益は前年実績を下回ったものの、人時生産性の向上による人件費の節減と広告宣伝費の見直しなど、販売費・一般管理費を削減したことによるもの。棚卸資産の評価に当たって、収益性の低下が明らかなものは正味売却価額で見積り、簿価切下げを行い、棚卸資産評価損価額9300万円を特別損失として計上したため、当期利益に影響した。

通期は売上高286億5000万円(0.5%減)、営業利益4億2000万円(126.3%増)、経常利益3億3000万円(200.9%増)、当期利益1億円を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧