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ココスジャパン/原価向上など直撃し減益、売上高286億円

2008年10月14日 / 決算

ファミリーレストラン運営のココスジャパンが10月14日に発表した2009年2月期中間決算によると、売上高は286億7300万円、営業利益は10億8500万円、経常利益は10億7100万円、当期利益は2億8600万円となった。

出退店状況では、 直営13店舗、ライセンシー3店舗を新規出店し、3店舗をゼンショーグループ内で譲受した。また、5店舗の閉店したが、このうち3店舗はゼンショーグループ内で業態転換したため。同期末累計店舗数は543店舗(直営461店舗、ライセンシー82店舗)となり、旧サンデーサン業態25店舗をココスに転換した。

しかし、既存店の売上減、食材価格の上昇による原価率増加などが響き、個別業績は売上高263億4800万円(3.9%増)、営業利益10億6900万円(49.9%減)、経常利益10億6000万円(50.8%減)、当期利益3億1500万円(70.4%減)と特に減益幅が大きかった。

通期の業績予測は、引き続き入客数の減少、仕入価格の上昇など厳しい事業環境を見通している。このため業績は計画を若干下回るが、ニーズに適したサービス・メニューの提案や、商品の品質・サービス・クリンリネスの向上に注力。通期業績は売上高558億900万円(8.1%増)、営業利益15億4200万円(53.8%減)、経常利益15億700万円(54.9%減)、当期利益は3億5000万円(78.1%減)と引き続き減益は避けられない見込み。

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