サークルKサンクス/ココカラファインHDと業務提携
2009年12月21日 / 経営
ココカラファイン ホールディングスとサークルKサンクスは12月21日、業務提携を行うと発表した。
両社は、ドラッグストアとコンビニエンスストアを融合した競争力ある新業態の開発、コラボ出店の新たなスタイルの確立、オリジナル商品の共同開発やマーチャンダイジング(MD)相互支援、「登録販売者」資格取得支援などを目的として、広範な業務提携契約を締結した。
具体的な提携内容は、両社で設置する「提携実行委員会」のもと、提携範囲ごとに作業部会を設けて、具体的な取組み内容を決めていく。既存のドラッグストアをベースとした、ドラッグストアとコンビニエンスストアの機能を融合した新業態店「ヘルスケアコンビニ(仮称)」を開発する。
2010年度をめどに実験を開始し、本格展開のためのプロトタイプを確立する。実験店舗は、「セイジョー」の店舗から開始し、本格展開にあたっては、「セガミ」の店舗も対象に加え地域を拡大する。早期に多店舗化を図るため、ココカラファインと業務提携している他のドラッグストアなどへの横展開も目指す。
既存店だけでなく、北海道・東北などココカラファインの未出店地域も含め、新業態店の新規出店を検討する。店舗物件情報を共有することにより、両社の出店活動の強化・促進を図る。
処方箋・調剤薬局店頭を活用した「ミニコンビニ(仮称)」の出店、コンビニエンスストア内への「ミニドラッグ(仮称)」の出店、処方箋・医療用医薬品の受け渡し拠点としてのコンビニエンスストア活用など、新たなコラボ出店のスタイルを検討する。
両社の売れ筋商品情報を共有・活用することにより、既存のドラッグストア、コンビニエンスストアに双方の売れ筋商品・カテゴリーを導入。おもに日用品や、化粧品、健康食品などのカテゴリーで、価格と品質面で競争力の高いオリジナル商品を共同開発する。
サークルKサンクスが独自に展開する店頭情報端末「カルワザステーション」やマルチコピー機、ATMなどのドラッグストアへの導入、ドラッグストア通販商品(医薬品をのぞく)の留め置き拠点としてのコンビニエンスストア活用など、ITを活用したサービス商材の相互供給を検討する。
ヘルス&ビューティケア(H&BC)やファーストフード、デイリーフーズなど両社が得意とする商品カテゴリーについて、商品改廃・棚割り・物流・販促などトータルのマーチャンダイジング(MD)支援を相互に実施。コーナー展開による売り場活性化を目指していく。
ココカラファインが実施する「登録販売者」試験対策研修を、コンビニエンスストア加盟者や従業員、本部社員にも開放する。新たに「登録販売者資格合格パッケージ(仮称)」を設定し、1年間の医薬品販売実務経験、試験対策、合格後のフォロー研修を含めた、トータルの資格取得支援策を検討していく。
サークルKサンクスは、中京地域を中心に事業展開するユニーグループの一員として、全国38都道府県において、コンビニエンスストア「サークルK」と「サンクス」をフランチャイズ・直営展開している。ココカラファインは、2008年4月1日、セガミメディクスとセイジョーが経営統合し設立された。両子会社を通じて、ドラッグストアチェーン「セガミ」と「セイジョー」を全国30都府県で展開している。
雇用・所得環境が厳しさを増すなか、個人消費の不振とともに消費者は「低価格志向」を強めている。コンビニエンスストア業界では、市場全体の成長性が鈍化し成熟段階に近づきつつあり、同業だけでなく、スーパーや外食など異業種との競争に勝ち残るため、各社とも新たな商品や販売方法への挑戦、ITイノベーションを通じたサービス商材の多様化によって収益力向上に取り組んでいる。
ドラッグストア業界においては、オーバーストア現象により価格競争が激しくなるなか、ことし6月の改正薬事法施行に伴う異業種の本格参入も見込まれ、M&Aや資本業務提携などを通じた業界再編が進行している。
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