イズミヤ/売上2.6%減、当期損失63億8800万円
2010年01月06日 / 決算
イズミヤが1月6日に発表した2010年2月期第3四半期業績によると、売上高は2763億9100万円(2.6%減)、営業損失1億4200万円(前期は28億1600万円)、経常損失10億7600万円(19億2000万円の経常利益)、当期損失63億8800万円(3億7900万円の当期利益)となった。
競合店の出店などによりGMS(総合スーパー)の商圏が縮小するなか、「地域密着」を最重点政策として、個店ごとに取扱品種・カテゴリーを見直した。GMS改革の一環として4月に六地蔵店において、非食品売場の圧縮による効率化と大型テナントの導入を実施。同様のGMS業態の構造改革を第4四半期から本格的に推進する。
既存のスーパーマーケットから低価格業態「まるとく市場」への業態転換については、4月に稲田新町店(大阪府)、浜田町店(兵庫県)、5月に門真南店(大阪府)の3店舗で実施した。新規出店については、低価格業態「まるとく市場」を7月に都島友渕店(大阪府)、8月に北緑丘店(大阪府)、10月に南住吉店(大阪府)、井高野店(大阪府)を開店した。「まるとく市場」は9店舗になった。今後の費用構造改革の一環として、8月に心斎橋店、期末に神戸ポートアイランド店、王寺店を閉鎖する。
商品については、低価格商品の追求と原価削減を実現するために、8月からイズミヤ、ユニー、フジと3社で共同開発した新ブランド「StyleONE」を発売した。第3四半期末の取扱SKU(単品)数は160SKUとなった。
グループ各社では、物販各社が苦戦した。イズミヤカードは改正貸金業法による金利引下げの影響で、キャッシング収益が減少したことにより大幅な減益になった。6月にはイズミヤカードとレマントラベルサービスを合併し、9月にはテンファッションズとペリカンを合併したビーユーを設立し、管理部門の統合によるスリムな体質作りと営業のシナジー効果を追求する。設立2年目となるデリカ・アイフーズは、製造・仕入・販売を一体化したメリットを活かし、コスト削減・原価削減を実現したことにより、第1四半期から黒字化を達成。
2008年12月に連結子会社化した、はやしはグループ間の連携を深め、3月には新規に鳥取店(大阪府)を低価格業態「まるとく市場」として出店したほか、既存のスーパーマーケットから「まるとく市場」への業態転換を3月に高殿店(大阪府)、4月に泉大津店(大阪府)、10月に上野芝店(大阪府)の3店舗で実施した。はやしでの「まるとく市場」はJR長瀬駅前店と合わせて計5店舗となった。本業への経営資源集中のために、ワカヤマ第2冨士ホテルを売却する。
費用構造改革は計画を上回るコストを削減することができたが、消費環境の厳しさによる売上高、荒利高の減少をカバーすることはできなかった。
当期損益は、特別損失として、今後の利益改善に向けた抜本的な費用構造改革のための赤字店舗閉鎖損失引当金として36億円、固定資産の減損損失として24億3400万円、たな卸資産評価損15億6000万円など、第3四半期連結累計期間に81億8900万円を計上したことにより、当期損失は63億8800万円となった。
通期の業績予想は、売上高3750億円、営業利益27億円、経常利益14億円、当期損失53億円の見通し。
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