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日本チェーンストア協会/1月の売上高は4.3%減の1兆1022億円

2010年02月22日 / 月次

日本チェーンストア協会が2月22日に発表した1月のチェーンストア販売概況(会員企業68社、8208店)によると、総販売額は1兆1022億円(前年同月比4.3%減、店舗調整後は4.9%減)となった。

主要部門別の概況では、食料品販売額が6795億円と3.7%減(店舗調整後は4.3%減)で、衣料品は1303億円・8.6%減(8.7%減)。住関品は2212億円・3.9%減(5.1%減)で、サービスは41億円・1.5%減(1.9%減)。その他は668億円・2.7%減(2.6%減)だった。

食品の動向では、野菜は玉ねぎ、ばれいしょ、ねぎなどは好調だったが、相場安でにんじん、白菜、キャベツなどは不調だった。果物は相場安のみかん、りんご、バナナが不調だった。畜産品は輸入牛肉は好調だが、前月同様鍋物需要が盛り上がらず和牛、豚肉が不調。ハム・ソーセージには動きが見られた。水産品はブリ、タコ、ウナギは好調だが、カニや鍋物用の魚は不調だった。惣菜では、温惣菜の焼物は好調だが、中華、揚物、スナックが不調。その他食品では第3のビール、洋酒は好調だが、調味料、飲料、菓子が不調。洋風デイリーは乳製品、調理冷凍食品は好調だが、アイスクリームは不調だった。
 
衣料品では、紳士衣料のコート、ジャケット、セーターは不調だが、ワンマイルウェアが好調だった。婦人衣料ではスーツは好調だが、コート、フォーマル、ジーンズなどが不調。その他衣料・洋品では、学生服や子供用パジャマなどが好調だったが、男児・女児衣料は不調だった。
 
住関品の日用雑貨品は、掃除用品、流し用品は好調だが、食器、台所用品、行楽用品が不調。玩具は男児向けは好調だが、女児、ゲームは不調だった。医薬・化粧品は、医薬品が不調で、化粧品はフェイスケア、メンズは好調だが、ヘアケア、ヘアメイク、ボディケアは不調だった。

家具・インテリアは、家具がボード類、ホームオフィス家具は好調。寝具・寝装品は布団、敷パッドは不調だった。家電製品は、エコポイント関連の薄型テレビ、DVDレコーダー、空気清浄機は好調だが冷蔵庫、洗濯機、エアコンは不調。その他商品は子供用自転車は好調だが、スポーツウェア、スポーツシューズは不調だった。

サービス・その他では、旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.4%だった。食堂・喫茶部門以外の商品供給高など、いずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.1%だった。
 

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