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日本チェーンストア協会/11月の販売額は7.3%減の1兆320億円

2009年12月22日 / 月次

日本チェーンストア協会が12月22日に発表した11月のチェーンストア販売概況(会員企業68社、8185店)によると、総販売額は1兆320億円(前年同月比7.3%減、店舗調整後は8.0%減)となった。

主要部門別の概況では、食料品販売額が6378億円と5.5%減(店舗調整後は6.0%減)で、衣料品は1214億円・13.8%減(14.4%減)。住関品は2092億円・7.9%減(9.2%減)で、サービスは42億円・6.5%減(6.8%減)。その他は592億円・10.7%減(10.2%減)となった。

食品の販売動向では、農産品のエリンギ、もやしが好調で大根、白菜などは鍋物需要が盛り上がらず不調。果物ではみかん、りんごが不調でバナナもブーム終了のため不調だった。畜産品ではハム・ソーセージは好調だったが、豚肉、鶏肉は不調だった。

水産品は大衆魚、ウナギ、タコが好調で、カニや鍋物関連の魚は不調だった。惣菜では温惣菜、焼き物は好調だが中華、揚げ物、スナックが不調。そのほか第3のビール、洋酒は好調で練物、漬物、ベーカリーなどは不調だった。

衣料品では紳士衣料のパンツ、ワンマイルウェアは好調。コート、ジャケット、セーターは高温のため不調。婦人衣料はTシャツは好調だがコート、ジャケットは不調だった。日用雑貨品では文具、ランドセルが好調で、食器、台所用品、行楽用品が不調。玩具は男児は好調だが、女児は不調。医薬・化粧品はマスク、ハンドソープなどが好調で、化粧品はフェイスケアが好調だったが、ヘアメイク、メンズ、ボディケアは不調だった。

家具・インテリアでは、リビング簡易・収納整理が好調で、寝具・寝装品は布団、敷パッドが不調。家電製品では薄型テレビ、空気清浄機、ヘアアイロンなどが好調で、洗濯機、エアコン、冷蔵庫は不調だった。

その他商品では自転車が好調で、スポーツウェア、スポーツシューズが不調。サービス・その他では旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高シェアは0.4%と10月と同水準だった。食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などの売上に属さないその他売上の販売額シェアは5.7%だった。  

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