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JT/4~9月期の実質利益は13%増、円安など寄与

2013年10月31日 / 海外

JT(日本たばこ産業)は10月31日、2014年3月期第2四半期(4~9月)連結決算(IFRS=国際会計基準)を発表した。

売上収益は1兆1591億1600万円(前年同期比9.6%増)、営業利益は3473億6300万円(30.8%増)、税引前利益は3390億7500万円(34.5%増)、親会社の所有者に帰属する利益は2371億4700万円(40.5%増)だった。

国内たばこ事業は0.5%増収。

海外たばこ事業は21.6%増収。総販売数量は減少したものの、値上げ効果と円安の影響が売上を大きく押し上げた。

飲料事業は1%減収。

加工食品事業は9.6%減収。もっとも、2012年12月に水産事業を停止したことを踏まえ、同事業分を除外した数値で前年同期と比較すると、実質25億円の増収となる。

海外における増収効果と円安が、利益面でもサポート要因となった。

同社が重視する調整後EBITDA(利払い・税・償却前利益)は13%増の3717億円だった。為替一定ベースでは0.7%増。

営業利益については、固定資産売却益などが押し上げ要因となった。これが純利益の増加にも寄与した。

通期については、営業利益を従来予想の6160億円から6320億円(前期比18.7%増)に引き上げた。

通期の想定為替レートを従来より円安方向で見直したため。

売上高予想は2兆3680億円(11.7%増)で、親会社の所有者に帰属する利益は4150億円(20.8%増)で据え置いた。

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