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JT/通期予想引き上げ、想定レートさらに円安方向に

2014年01月30日 / 海外

JT(日本たばこ産業)は1月30日、2014年3月期第3四半期(2013年4~12月)の連結決算(IFRS=国際会計基準)を発表した。

売上収益は1兆7798億円(前年同期比10.7%増)、営業利益は5144億円(25.0%増)、税引前利益は5044億円(28.7%増)、親会社の所有者に帰属する利益は3592億円(36.3%増)だった。

海外たばこ事業は23.8%増収。引き続き、販売数量の減少を値上げと円安の効果が補った。国内たばこ事業は0.5%増収。

飲料事業は1.2%減収、加工食品事業は9.9%減収。一方、医薬事業は12.2%増収となった。

同社が重視する調整後EBITDA(利払い・税・償却前利益)は16.1%増の5741億円。為替一定ベースでは2.2%増となった。

通期予想は上方修正した。売上収益は、従来予想の2兆3680億円から2兆3900億円(前期比12.7%増)に、営業利益は6320億円から6380億円(19.9%増)に、親会社の所有者に帰属する利益は4150億円から4230億円(23.1%増)に、それぞれ引き上げる。また、調整後EBITDAは従来予想の7380億円から7430億円(19.5%増)に引き上げる。

ドル・円の想定レートを1ドル=97円73銭と、従来予想の97円ちょうどから円安方向で見直したことなどが背景。利息や配当などの金融損益が改善したことや、実効税率の低下なども利益をサポートした。

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