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特許庁/イスラエルへの特許出願を迅速化

2013年03月01日 / 海外

特許庁は、イスラエル特許庁との間で、3月1日から「特許審査ハイウェイ(PPH)」を申請できる対象を拡大した。

これにより、日本からイスラエルへ特許を出願する際に、早期に審査を受けられるケースが増え、ユーザーの利便性が一層向上する。

PPHとは、ある国で特許権の取得が可能と判断された出願について、出願者の申請により、別の国で簡易な手続で早期審査を申請できる制度。

経済のグローバル化に伴い、同一内容の発明を複数国で権利化する傾向が強まるなか、世界的な特許出願件数の増加を背景に審査期間が長期化している。こうした傾向を受けて、出願者の海外における特許権取得の迅速化や質の高い権利保護、審査負担の軽減を目的に、同制度を推進する動きが強まっている。

今回の決定により、両国の特許庁は、両国においてPPHを申請できる対象を拡大する。

これまでは、相手国における国内審査で特許性があると判断された出願のみがPPHの対象だった。今後は、日本の特許庁またはイスラエル特許庁が、国際調査機関・国際予備審査機関として特許性を有するとの見解を示した国際特許出願(PCT出願)も、PPHの対象に含まれることになる。

これにより、日本からイスラエルへ出願する場合に、早期に審査を受けられる案件が増え、ユーザーの利便性が向上する。

■PPHプログラムの詳細
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/t_torikumi/patent_highway.htm

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