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サッポロ/マレーシアに新工場建設、需要拡大にらむ

2013年05月13日 / 海外

サッポログループのポッカサッポロフード&ビバレッジは5月10日、子会社のポッカコーポレーション・シンガポールが、マレーシアに新工場を建設すると発表した。

6月末に着工し、2014年4月から本格的に稼働する予定。

<新工場のイメージ>

新工場のイメージ

近年、シンガポールの国内販売や輸出販売で、ペットボトル飲料が非常に好調となっており、既存のシンガポール工場の製造能力がひっ迫している。ペットボトル飲料は、今後いっそうの需要拡大が見込まれるため、早期に新たな生産拠点の設立が必要と判断した。

新工場は、500ミリリットルと1.5リットル容量のペットボトルに果汁、お茶などを充填できる最新鋭の無菌充填ラインを導入する。LED照明を採用するほか、水・エネルギー再利用システムを導入するなど、自然環境に配慮するという。

建設地のマレーシア・ジョホール州セナイ地区は、シンガポールとの国境から20キロメートル、車で30分の距離にある。アクセスが便利なため、シンガポールからのマネジメントが容易としている。

■新工場の概要
名称:ポッカ・マレーシア工場(仮称)
所在地:Airport Logistic Park,Sultan Ismail International Airport,Senai,Johor,Malaysia 従業員数:70名
敷地面積:2万800㎡
延べ床面積:1万2500㎡
製造品目:果汁、スポーツドリンク、乳性飲料、お茶、ミルク入りコーヒー及び紅茶、果粒入りドリンク
生産能力:500mlPET=460本/分、1.5LPET=215本/分、年間600万ケース
総工費:3420万シンガポールドル(1S$=79円換算で 約27億円)

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