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帝国データ/2012年度の飲食料品メーカー倒産件数は32.5%増

2013年05月13日 / 経営

帝国データバンクは5月10日、2008~2012年度に倒産した飲食料品メーカー(負債1000万円以上、法的整理)を件数・負債総額推移、製品別、地域別に集計・分析し、発表した。

これによると、飲食料品メーカーの2012年度の倒産件数は208件で、前年度を32.5%上回る大幅増となった。負債総額は約861億円となり、14.5%増加。

同年度の飲食料品メーカーの倒産件数を製品別にみると、コスト増を販売価格に転嫁できなかった「水産加工品」が47件となり、高水準で推移した。

2番目に多かった「パン、菓子」は34件で、21.4%増加。

増加率トップは、16件だった「豆腐、油揚げ」で、前年度のおよそ3.2倍。原料の大豆価格の高騰に加え、燃料費などの製造コストの増加が収益を圧迫した。

もっとも倒産件数が多かった地域は、「中部」の54件で、「関東」の44件を上回った。静岡県の水産加工品メーカーの倒産が件数を押し上げた。「北海道」は前年度の2倍の24件で、水産や菓子関係を中心に増加した。

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