流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





エディオン/年末商戦の不振などで、当期損失21億1300万円

2009年02月08日 / 決算

エディオンが2月6日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は6166億4800万円(前年同期比4.9%減)、営業損失4億5600万円(前期は48億3200万円の営業利益)、経常利益75億4700万円(47.0%減)、当期損失21億1300万円(38億5100万円の当期損失)の減収減益となった。

同期はグループ合同での販促セールの実施、創業60周年記念イベントの「スーパー家電Live in ナゴヤドーム」の開催など事業基盤の強化に取り組んだ。また経営効率向上のため、今年2月1日に子会社のエイデンが、東京エディオン、石丸電気、石丸電気の子会社3社の吸収合併を決定。関東エリアの事業統合を進めたほか、不採算店の統廃合による収益改善を図った。出退店状況では、エイデン藤枝店を6月に移転オープンし、9月に郊外型複合店舗としてデオデオ倉敷本店を建替オープンした。11月にはミドリ大津一里山店を新規オープンし、各事業会社の基盤エリアにおけるシェアの拡大を図った。

期末店舗数は、直営店の新設が18店舗、移転・建替9店舗、増床2店舗、閉鎖25店舗を実施した結果、フランチャイズ店舗657店舗を含む1084店舗となった。販売状況では、最大需要期の年末商戦で競争の激化や単価の下落、暖冬の影響による季節商品の不振などで、売上高が見込みに対し未達となった。これに投資有価証券評価損も重なり、減収減益となった。

通期の業績予測は、事業環境の悪化などから業績予測を修正。修正後の売上高は8000億円(11月時点の予測より3.6%減)、営業損失30億円(50億円の営業利益)、経常利益80億円(52.9%減)、当期損失140億円と引き続き減収減益の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧