セブン&アイ/クシュタール社が買収提案を撤回
2025年07月17日 10:38 / 経営
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アリマンタシォン・クシュタール(以下、ACT社)は7月17日、セブン&アイ・ホールディングスへの買収提案を撤回した。
ATC社は、セブン&アイの取締役会に向けた書簡で「意図的に混乱および遅延をもたらすような動きをされており、セブン&アイおよび株主に大きな不利益を与えている。このような動きについて、貴社のガバナンス体制に対して強い懸念を抱いている」とコメント。セブン&アイによる建設的な協議の欠如を理由に、提案を撤回したとしている。
これを受けて、セブン&アイの特別委員会は「ACT社が協議を一方的に終了し、買収提案を撤回する決定を下したことを確認した。当社としては、ACT社の決定については不本意ではあり、ACT社が発表したリリース上の数多くの誤った記述について賛同しかねるものの想定され得たものとして受け止めている」との見解を示した。
また、今後の事業計画については「北米のコンビニエンスストア事業を含む当社グループ事業の価値顕在化による、単独での価値創造の施策を継続して遂行していく。私たちの計画は具体的かつ実行可能なものであり、スーパーストア事業の戦略的パートナー招へいに伴う資本回収および、北米コンビニエンスストア事業のIPOによって、2030年度末までに約2兆円の自己株式取得を通じた株主還元の遂行を目指す」とコメントしている。
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