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アヲハタ/売上高3.3%減、営業利益0.2%増

2009年12月09日 / 決算

アヲハタが12月9日に発表した2009年10月期決算によると、売上高は196億6100万円(前年同期比3.3%減)、営業利益9億2200万円(0.2%増)、経常利益9億2500万円(1.0%増)、当期利益5億3900万円(3.0%減)となった。

2009年10月期の売上は、ジャム類はほぼ前年並みだったが、全体では前期比で減収となった。利益面では生産ラインの作業改善、設備の導入・改善による生産性向上、包装資材のスペック見直しなど全社的なコスト改善活動の推進で増益となった。

製品別の概況は、ジャム類が買いやすい価格帯の商品シリーズが伸長したものの、主力の「アヲハタ・55ジャム」シリーズが伸び悩んだ。新製品ではフルーツスプレッド「アヲハタ・55さらっと果実」シリーズ4品と、1食使い切りコンセプトの「アヲハタ・55ポーション」シリーズ3品を市場に投入。ジャム類の売上高は1.1%減の85億5500万円となった。

調理食品類は「キユーピーあえるパスタソース」シリーズ、「イタリアンテ」シリーズの主力商品をリニューアルしたが、「パスタ倶楽部」シリーズが大幅に落ち込み、売上高は6.1%減の49億8300万円だった。

産業用加工品類では、フルーツ・プレパレーションはユーザーのニーズに対応して計画的な商品開発で前年を上回ったが、フルーツ原料販売は取引先の使用量減で受注減となり、産業用加工品類の売上高は46億1500万円、4.7%減となった。来期は売上高191億円(2.9%減)、営業利益9億4000万円(1.8%増)、経常利益9億4000万円(1.6%増)、当期利益5億4000万円(0.1%増)を見込んでいる。

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